恋愛では二人のエネルギーを循環させる
太陽、緑、風……「元気が出るもの」って形を変えて動き続けていますよね
すべては「エネルギー」でできている
「すべてはエネルギーでできている」と、アインシュタインが言ったといわれています。哲学博士で教育・農業・建築・医療にも影響を与えたシュタイナーも「人間は、肉体とエネルギーでできている」と考えています。私の学んだポラリティセラピーも同じです。ポラリティセラピーは、アメリカの整体医Dr.ストーンが、アーユルヴェーダなどと統合したものです。人間は宇宙や地球のエネルギーを受け取り、まるで血液のように、体内と、その周囲をめぐらせているのだそうです。その流れが滞ると心身の不調が起こるという考え方です。
すべてのものは、エネルギーでできている。
そして、エネルギーは常に循環し続けている。
この考えは、恋愛や人間関係のヒントになると、私は思っています。
見えないもの=スピリチュアル=怪しいの?
地球の歴史から考えると「人間」が出現してからは、まだ歴史は短いのだとか
「科学的に解明されていないことは信じない」「目に見えないものは信じない」という意見について、少し私の見解をお伝えしておきます。
科学的な解明とは「謎」とされている何かを、人間が理解できるように解き明かしたということです。もし、それだけが正しいのだとしたら「人間がこの世で一番」という固定観念が、大前提として存在することになってしまいます。「人間は宇宙の一部」と考えている私には、そこが引っ掛かります。
目に見えない酸素を吸い、形の無い「恋愛」や「言葉」に想い悩むのが人間です。ゆえに、見えるものと見えないもの、両方揃って現実である、と私は思うのです。もちろん、信じる信じないは個人の自由ですが、そんなわけで、エネルギーや「氣」の存在を肯定して話をしています。
「感情」や「人間関係」もエネルギーの循環
兄弟姉妹のバランスは、恋愛や結婚に影響するという説も
止まって見える川が、実は流れ続けているように、人、人間関係、会話、想いなど、すべてのエネルギーは、動き続けているのかもしれません。そして、滞ることに不快感や違和感を感じているのではないでしょうか。
例えば、がんばっただけ仕事が評価されると気持ちがいいものです。評価として自分に返ってくるので、エネルギーが循環していると考えられます。
怒りが急に爆発したり、急に泣いてしまったり……「感情」というエネルギーをリアルタイムに外に出せずに、体内に留めていたからかもしれません。大人になると、感情というエネルギーは、素直に循環させにくいですね。
世話好きな姉と、甘え上手な妹。姉は役に立てたことに喜びを感じ、妹は大切にされたことに喜びを感じます。これもエネルギーの循環です。二人は、きっと仲良しでしょう。
親子もそうでしょう。ただし、親が子どもにエネルギーを注ぎ過ぎたり、逆に気持ちが外へ向いていたりすると、スムーズに循環しないかもしれません。何事もバランスですね。
想い、想われ、循環して二人の関係はうまくいく
二人の「想い」のバランスに目が向きがちですが、「エネルギー」のバランスも続くかどうかに影響します
両想いの場合は、基本的には循環していますよね。でも、甘え上手な彼女と、優し過ぎる彼氏。甘えた彼氏と、彼に尽くす彼女。どちらかが感謝の気持ちを忘れたり裏切ったりしたら、気持ちは枯渇し疲弊するはずです。循環が止まってしまった状態と言えます。
「愛は与えるもの」という説は一理ありますが、そんなに良い子にならなくていいと、私は思います。精神的に自立することは大切ですが、悟りを開く必要はありませんし、与えて尽くして、ダメ男(女)を育てる危険性もありますしね。
「愛」や「恋愛」の定義は、私にはまだ語れませんが、その状態を説明するなら、「エネルギーを互いに循環させること」と言える気がします。「想い」はめぐり、戻ってくるもの……かもしれません。互いに影響し合うのは当たり前なのですよね。
ただし、リアルタイムに同量の循環ができるとは限らないことを肝に命じておく必要もあります。「健やかなるときも、病めるときも、喜びのときも、悲しみのときも、富めるときも、貧しいときも、これを愛し……」という結婚式での誓いの言葉にもありますよね。
あなたのエネルギーは、誰かとの間に心地よく循環していますか?
二人のエネルギーのバランスが悪かったり、どちらかに自己完結するクセがある場合、循環は難しいかもしれませんね。
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