MAZDA(マツダ)/アクセラ

欧州勢と互角に渡り合える新型マツダ・アクセラ(3ページ目)

新型マツダ・アクセラが絶好調だ。発売から1か月で月間目標台数3000台のじつに5倍超となる1万6000台に到達した。ガソリン、ディーゼル、ハイブリッドのどれを選んでも高い満足度を与えてくれる理由とは?

塚田 勝弘

執筆者:塚田 勝弘

車ガイド

ボディバリエーションもふたつ

マツダ・アクセラ・ハイブリッド・フロントシート

日本人の平均身長なら十分以上のシートサイズに加えて、座り心地は良好。運転席の足元は左へのオフセットをなくし、ペダル配置を最適化している

日本の欧州Cセグメント車はハッチバックのみだが、アクセラはハッチバックに加えて、セダンも用意するのも強みだろう。このクラスのハイブリッドに乗るユーザーは比較的年齢層が高めだそうで、アクセラ・ハイブリッドもセダンのみ。

なお、ハイブリッドはシステムの搭載上、ガソリンの419Lよりもトランク容量は312Lと小さく、トランクスペースに制約があるので積載性を重視するなら要チェックポイントだ。

また、トランスミッションもATだけでなく、MTを設定(ハイブリッドは電気式無段変速)するからMTは小数派とはいえ、こちらも欧州勢にはない選択肢といえる。

どのモデルを選んでも満足度は高い

マツダ・アクセラ・ハイブリッド・リヤシート

後席はヒップポジションが低く、頭上空間も外観から想像するよりも確保されている

ほかにもアクセラの魅力は、欧州Cセグメントと比べても遜色がないどころか、躍動的なエクステリアをまとっている点も挙げられる。デザインの好き嫌いは好みが分かれるとしても、街中で欧州Cセグメント車が隣に並んでも、ハッとさせられるインパクトを発しているのは間違いない。

一方でインテリアの質感やデザインなどは、価格差がそのまま出てしまっているし、まだまだ磨いていって欲しい点ではある。

しかし、大人4人がゆったりと快適に長距離を移動できる室内の広さと、3種類のパワートレーンを有する個性、そして素直なハンドリング特性など、世界のどこに出しても恥ずかしくないトータル性能を誇る新型アクセラなら、どのパワートレーン、ボディバリエーション、トランスミッションを選択しても高い満足度を与えてくれるはずだ。
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