「地域密着」から考える良い分譲住宅～ポラスグループ(2ページ目)

ハウスメーカーが分譲住宅地を販売する場合、例えば最寄り駅までの交通の状況や学校や保育園の情報、あるいはスーパーなどの買い物をする場所、医療機関など生活に直結する情報を、パンフレットやインターネットサイト上などに記載しています。私たちはその情報を元に、それぞれの分譲住宅地の利便性などを判断し、購入の検討材料とするのが一般的です。

周辺地域の情報提供から見えてくるハウスメーカーの誠実度

ただ、例えば最寄り駅からの交通情報などは、単に直線距離を元に計算された時間が提示されていることが多く、実際に居住してみると違和感を感じることも多いようです。それは、賃貸住宅の「徒歩○分」が当てにならないことと同じようなものです。

ですから、さらに高い精度の情報を求めて現地を訪問するなど私たちは努力するわけですが、実際にはそれ以上の情報が得られないことが多いものです。それがなぜかというと、そこで販売をしている住宅メーカーなどの担当者が、その周辺の街の情報をよく知らないことがあるためです。

残念ながらこれが一般的な分譲住宅地のイメージ。ここに地域密着で商売をしているのか、あるいは顧客目線で仕事をしているのか、などということが見えてくるのです。私たちは大切な「資産」となる分譲住宅を購入するわけです。価格や広さなどわかりやすい部分だけにとらわれずに、商談相手となるハウスメーカーや工務店の地域密着の度合いなど様々な指標を元に検討すべきなのです。

さて、では「大宮ヴィジョンシティ　みはしの杜」はどうなのでしょうか。一般的な分譲住宅地と同様にこの分譲住宅地にも販売センターがあるのですが、そこには「とっておき情報」が満載されていました。例えば交通情報。朝と夜、あるいは晴と雨の日のバスでの移動時間の違いなどが非常に細かく紹介されていたのです。

これは時間帯などに合わせて、販売を担当する人たちが実際に交通機関を利用して確認した成果。このほか、周辺にあるお店の情報なども数多く紹介されていましたが、これも実際にお店を利用した感想が反映されたものだそうです。「それだけ？」と思われるかもしれませんが、実はそれだけのことを地道に行う住宅供給者というのが少ないのです。

つまり、この分譲住宅地を販売する人たちは、自分たちの足を使って周辺の情報を掘り起こし、それを顧客に提供しているというわけです。私たちジャーナリストの世界では自ら現地に足を運び取材することが最も重要なことですが、それと同じような作業が分譲住宅の供給の世界でもいえるというわけです。

地域に根ざした工務店、ビルダーも選択肢の一つに

というのも分譲住宅地それぞれの周辺情報というのは、その精度の高さが高いほど、私たちが暮らし始めた後の生活、つまりは住まいの満足度に直結します。それがわかっていて細やかな情報を提供できるハウスメーカーというのは、地域に密着した事業を展開し、顧客目線の誠実な企業である可能性が高いと考えられるのです。

ところで、ポラスグループは地域密着型のハウスメーカーであり、全国展開を行うハウスメーカーと比べて規模の面では大きな差があります。しかしだからといって、技術や提案力で劣るわけではありません。ハウスメーカーに匹敵するしっかりとした住宅会社は各地方にしっかりと存在します。

そうしたことを確認できるのが「大宮ヴィジョンシティ　みはしの杜」に建設されている3棟のモデルハウスです。それぞれが「可変の家」「素足の家」「フレンチハウス」というテーマで建てられており、空間設計などの点で非常にハイレベルな建物でした。

これらは一般的な分譲住宅地にありがちな画一的な街づくりを避ける手法であり、そこに住まう人たちが長く愛着を持って住み続けることができるよう配慮したものです。敷地内には3ヵ所も公園が設置されており、それもこの分譲住宅地の魅力の一つです。

ポラスグループの他にも各地域で同様に質の高い住宅供給、分譲住宅の供給を行っている会社がたくさんあります。それらの多くが地域密着という取り組みを大切にしていますから、その点に注目して皆さんの今後の住宅取得や住まいづくりのパートナーとして検討してみるのも良いかもしれません。