スマートハウス・エコ住宅/スマートハウス・エコ住宅の基礎知識とトレンド

集合住宅「磯子スマートハウス」見学記(3ページ目)

「スマートハウス」といえば、一戸建てと思われがちですが、東京ガスが集合住宅版スマートハウスでエネルギー効率の実証試験を行っています。そこで、「磯子スマートハウス」を見学してみました。どんな集合住宅で、どういった省エネ効果があるのでしょうか。

山本 久美子

執筆者:山本 久美子

最新住宅キーワードガイド

「暮らしの工夫」の鍵になるHEMS

各住戸にHEMSを導入し、タブレットなどを使って、棟全体の発電量やエネルギー使用量、各世帯のエネルギー使用量などが見えるようにしています。さらに、過去のエネルギー使用履歴や住棟内のエネルギー使用ランキングも分かるようにしています。

使い時画面

電気や給湯の使い時を知らせる画面

天気予報や発電・使用エネルギーデータの分析から翌日の電気の需給予測を行い、不足しそうな時間帯などを知らせ、お湯はりや家事時間を余裕がある時間帯にシフトした場合、ポイントを付与するインセンティブも用意し、省エネ行動が促進されることを期待しています。今後は、こうしたデータを収集して、分析する予定となっています。

住戸内の家電等もネットワーク化して、各種センサーを設置することで、人が不在あるいは少ない場合の冷暖房効率などの検証も行っています。また、タブレットなどで照明などのオンオフや、一括オフなども行えるようにして、消し忘れ防止にも活用しています。

HEMS見える化

左)トップ画面。天気予報を入れることで、頻繁に見てもらえるように工夫 中央)使用履歴画面。使用電力の種類や余剰の有無などの情報がグラフで分かる 右)機器操作画面。家電ごとの電気使用量も分かる。照明やエアコンはオンオフの切り替えも可能

最後に、2012年度の実証実験の結果を聞くと、家づくりの工夫(1)(2)及び暮らしの工夫で、1次エネルギーの約40%削減を期待していたところ、家づくりの工夫(1)(2)だけで、約30%の削減ができたといいます(暮らしの工夫による削減効果は今後検証予定)。
また、エネファームと太陽光発電により電力全体の50%をまかなう計画のところ、約48%がまかなえたそうです。
2013年度は暮らしの工夫による削減効果、電気自動車による定置型蓄電池との代替性、地域のピークカットの貢献度などを検証していく予定ということです。

○スマートハウスについては、ガイドの「一戸建ての注目キーワード『スマートハウス』」も併せて参照ください

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