旅行前に知っておきたい、ブラジルの気候
春を彩るイベーの花(撮影サンパウロ市内)
国土が南半球にあるため、赤道が通過する北部が最も暑く、南回帰線が通過する南東部、更にアルゼンチンやウルグアイと国境を接する南部へと下るに連れて寒くなります。
さらに地形も起伏に富んでおり、高地に発展した街や海流の影響を受ける海沿いの街など、緯度はそれほど変わらなくても、気候が違う場合も多々。
こちらでは、日本人観光客の多い街を中心に、各地の気候についてまとめてみました。
サンパウロ市の気候
雨のパウリスタ大通り
初夏の11月から3月初旬までは、30度を超える日も多いです。日差しが強い反面、湿度が低いので、影に入ればそれほど過ごしにくくはありません。ただし、スコール(夕立)が降ることも多く、雨の前は多少蒸すかもしれません。
6~8月の冬期は、かなり乾燥しています。暑さを凌ぐ作りの建物が多いため、日中の平均気温は15度ほどですが、かなり寒いと感じるはずです。街では、セーターやコートにブーツを履く人々を見かけます。
とはいえ「1日のうちに四季がある」と言われるサンパウロ。以上を基本にしながらも、急に暑くなったり寒くなったりするので、重ね着を基本にしたパッキングをお勧めします。
リオ・デ・ジャネイロ市の気候
青空にプールや海が映えるコパカバーナ
年末年始からカーニバルが行われる夏場は日差しが強い上に湿度が高いため、日中外出すると不快に感じるほどです。とは言え、夕方以降は暑さも比較的落ち着くので、カーニバルを含む夜遊びやビーチがメインであれば、夏場の観光を避ける必要はありません。一方で、12月は雨が続く傾向があるようです。
冬~春は、比較的過ごしやすく、街を巡るならお勧めの季節。ただし、寒流の入り込むビーチなので、海に入って遊ぶには向きません。