お料理の始まりからワクワクする!
まるでミルクレープのようなフォアグラの前菜~
「アストランス」のシェフ パスカル・バルボ氏のお料理は軽くエレガント、それでいて満腹感に到るボリュームもあります。上の画像はマリネしたフォアグラと生のシャンピニオン、青リンゴを重ねたまるでミルクレープのような美しさ。甘さ香り食感のバランスが豊かなスペシャリテの一つです。シンプルでシックな印象のアストランス入口にて
女性的でもあり男性的でもある。「中性的な魅力」を感じる店内とお料理
アストランスの入口そして店内は、シルバーとグレーが貴重になりクール&シック。いわゆる豪華絢爛さとは一線を画したイメージです。ロフトのような2階席もありますが全体として小じんまりな印象を受けます。生花とPOPカラーのウェルカムディッシュが華やかさをプラス
「華やかな見た目、味は豊潤」
食材を主張させるバランス感覚も素晴らしい
下にはムール貝がビッシリ。軽快さと食べ応えの満足度、そのバランス感覚が素晴らしい一品。
素材とシェフが意思疎通しあったかのような~
おいしさの広がりを頂くメインディッシュ
メインのお魚は鱈(たら)。淡白な味を想像しがちですが持ち味が活かされ、味の幅がとても広い一品でした。まずそのままで頂くと、身の旨みと皮目が香ばしさがいい。木の実のトッピングが心地よい食感です。緑のハーブソースを添えると香りの演出でまた違った味わいが楽しめました。お肉は鴨。目の前で赤ワインと少しだけベリーなど果実の香りがするソースをかけて頂く
「おいしかったね」と語らい合うラストシーン。華を添えるミニャルディーズ・小菓子の数々も重要
プレデザート、メインデザートと続き、 最後に頂くお楽しみのミニャルディーズ・小菓子。そこにもきめ細やかな心遣いがありました。どれにも「出来立て感」があるのです……。泡でふんわり。小さいながらも濃厚さも楽しめたプリンです
「楽しんで料理しなきゃね!」笑顔が素敵なパスカル バルボ氏
「おいしく楽しんで頂けましたか?」 と、シェフのパスカル バルボ氏。お話を伺うと「素材をどう料理しようか考えるのが楽しい」「お客様に喜んで頂ける事が嬉しい」と明るい言葉遣いと笑顔が素敵な方でした。クールシックな店構えは、
シックなエントランス。だからこそ料理への情熱と色鮮やかさが印象に残るのかもしれません。
<DATA>
■Restaurant L'Astrance (レストラン アストランス)
住所:4 Rue Beethoven, 75016 Paris, フランス
TEL:+33 1 40 50 84 40
定休日:土・日・月曜
営業時間:10:00~15:00、19:00~23:00
※料理はランチはアラカルト要相談あり、夜はお任せコースのみ
平均予算:ランチ100ユーロ~ ディナー150ユーロ~
(季節・内容によって価格は変動します)