ビジネスで使えるソーシャルメディアはたくさん!
ソーシャルメディアのビジネス活用に興味があるけれど、なかなかスタートできないという方のために現在ビジネス活用が活発なソーシャルメディアをまとめて紹介しましょう。
Facebook:ビジネス利用の代表
世界でおよそ12億人が利用するFacebook。国内でも2100万人以上が利用しています。友人や家族だけでなく、ビジネス上のつながりのある人とも、Facebook上で「友達」になり、情報交換するというスタイルが日常になっている方も多いでしょう。
Facebookには、ビジネスや著名人、コミュニティのためのページとして、個人のアカウントとは分けて、Facebookページという仕組みが用意されています。Facebookページは「いいね!」をすることで、ユーザーとつながりを持つことができ、情報を届けていくことができます。
Facebookページは、大企業だけでなく、中小企業、地域に根ざしたお店、オンラインショップなど、あらゆる規模の業種、業態でも、工夫次第で活用できるプラットフォームです。複数管理人で運用できること、インサイトなどデータ分析のためのツールが無料で使えること、ターゲットに情報を届けられることなど、ビジネス活用に適した機能もたくさん用意されています。
Twitter:個性的な公式アカウントがいっぱい
140文字で情報を伝えられるTwitter。Facebookよりももっと簡単に始められることができます。企業の公式アカウントも数多く存在し、Twitterならではのリアルタイム情報やお役立ち情報などを配信しています。
Twitterも文字だけでなく画像や動画を投稿できますし、最近の仕様変更により、画像がそのまま表示されるようになり、より使いやすくなりました。
Twitterには6秒のループする動画Vineもあります。こちらも2013年11月に日本語化されて以来、日本でも利用者が急増しています。海外では、Vineの企業利用の事例も多くあり、新しいプロモーション手法として、2014年は注目されそうです。
LINE:実店舗をお持ちならLINE@
LINEは2011年にサービスを開始したばかりですが、2013年11月には正解のユーザー数3億人を達成しました。この達成スピードは、FacebookやTwitterよりも断然早く、スマートフォンの普及と足並みを揃える形で一気に普及していきました。家族や友人など親しい相手の連絡手段はLINEを利用するという方も多いでしょう。
LINEのビジネス用のアカウントとして、LINE公式アカウントがあります。しかしLINE公式アカウントは初期費用200万、月額費用150万~300万、オリジナルのスタンプを配信するには1000万円~と費用がかかります。大企業であれば、検討の余地があるでしょうが、中小企業や地域のお店にとっては、公式アカウントは手が出ない金額です。
しかし、LINEにはLINE@という店舗向けのビジネスアカウントサービスがあります。こちらは、月額5250円で利用でき、クーポンや抽選の配信などが可能になっています。実店舗があることが条件になるので、オンラインショップなどは利用できませんが、オンラインの情報から来店につなぐいわゆるO2O施策として強力なツールとなっています。
Google+:海外向け発信に向いている
Googleが提供するSNSであるGoogle+は世界で3億人のアクティブユーザーを抱えます。Google+は2011年にオープンして以降、デザインや機能面での改良が行われてします。画像管理の機能も充実しており、スマートフォンで撮影した写真の自動バックアップや画像の自動加工などが可能です。ビジネス向けにはGoogle+ページがあります。国内企業では、サンリオのキャラクターのHello Kittyの公式ページ(https://plus.google.com/+HelloKitty/posts)が最も人気ですが、発信情報は英語です。その他、SONY、TOYOTA、Uniqloなど多くのフォロワーを抱える企業も英語での情報発信になっています。
AKBのメンバーが利用していることでも話題ですが、彼女たちはGoogle+ページではなく、個人のページとして活用しています。
YouTube:動画がバイラルになる時代
動画サイトのYouTubeも企業活用が進んでいます。CMの動画を載せるだけではなく、YouTubeのオリジナルの動画を載せる企業もありますし、単なるプロモーションだけでなく、商品の使い方や活用方法を動画で伝える、採用活動として企業文化を伝えるために使うなど、様々な用途での活用が進んでいます。また、動画をアップロードして広告収入を得るYouTubeパートナープログラムも用意されており、YouTubeクリエイターとして活躍する個人もでてきました。
Pinterest:待望の日本語化
画像を共有するサイトであるPinterest。特に女性に人気ということで、美容業、ウェディング、家庭用電子機器、食品などに関わる業界でのビジネス活用が進んでいます。日本での利用者はまだ少ないのですが、2013年11月に日本語版がリリースされたことにより、今後ユーザーが増える可能性があります。
LinkedIn:世界最大級のプロフェッショナルネットワーク
プロフェッショナルネットワークとして、海外では圧倒的な存在感のあるLinkedIn。LinkedInにも「会社ページ」というビジネス向けのページが用意されており、フォロワーに投稿を届けることができます。また、自社製品のプロダクトやレビュー、社員紹介、職場紹介などができるページも用意されています。求人のイメージが強いかもしれませんが、海外ではパートナー企業を探す、顧客を探すといった使い方もされています。LinkedInも国内での利用者が伸びないのが残念です。これには大きく2つの理由があり、1つはFacebookがビジネスでのつながりも含んでしまっているため、Facebookをやっていれば充分と考える人が多いことです。もう1つ、欧米での転職では前職のリファーラル(推薦)が求められるため、前職の上司とつながりを保ち続け、自分がどんな業績を残したかをすぐに思い出してもらう必要があります。LinkedInでつながりがあれば簡単に推薦を依頼できますし、当時の自分の役割なども記載してあれば推薦を頼まれた人もその情報を元に推薦することもできるというメリットがあるため、参加しておくべきネットワークとして認識されています。
まとめ:たくさんのソーシャルメディアの中から最適なものを探そう
ビジネス活用が進むソーシャルメディアについてまとめてみましたが、それぞれ特徴があり、活用方法も異なることがあることがわかったのではないでしょうか。選択肢がたくさんあることをまずは知っておき、自社のビジネスのゴールを達成でき、ユーザーに価値ある情報を届けられるソーシャルメディアはどれなのか考えてみましょう。