ガセリ菌SP株のすごい効果とは?
セミナーにて発表された宮崎教授
今回のセミナーでは、北海道大学の宮崎忠昭教授より「ガセリ菌SP株による感染症の予防効果」についてお聞きしました。ガセリ菌SP株のもつ、
- インフルエンザなどの感染防御効果
- 免疫力増強効果
インフルエンザウイルスを感染から予防する!
感染後に重篤な症状をもたらすH7型インフルエンザウイルスが、今後流行する可能性があると言われています。現在、感染後にウイルスの増殖を抑え症状をやわらげる薬が使用されていますが、それだけに頼るのは非常に危険です。今回、ガセリ菌SP株にはインフルエンザウイルスの感染防御と増殖防御の機能があることが発見され、新たなインフルエンザウイルスへの対応策として期待されています。
ガセリ菌SP株は、免疫細胞の一つであるマクロファージにより貪食され、それによりマクロファージが活性化。活性化したマクロファージはおよそ1日で、自身の中にある抗ウイルス遺伝子を10倍にまで増加させます。増加した抗ウイルス遺伝子により、体内のウイルス増殖を抑え、肺からの感染も防御するのです。
粘膜からの病原菌やウイルスの感染を抑制!
さらに、ガセリ菌SP株は粘膜からの病原菌やウイルスの感染を抑制する作用も認められています。ガセリ菌SP株が、免疫細胞の一つである樹状細胞を活性化させ、樹状細胞から放出されたサイトカインによって、リンパ球の一つであるB細胞の分化を促し、IgA(免疫グロブリンA)を増加させます。このIgAが粘膜に多く存在しており、粘膜からの感染防御を増強する効果があるのです。
病原菌やウイルスは、消化器官や呼吸器官の粘膜を介して感染することが多く、粘膜からの感染を抑える効果は冬のこの時期には嬉しい効果と言えそうです。
外敵から身を守るため、毎日摂取したい!
毎日少しずつ食べて強い身体を作りましょう!