建築家・設計事務所/建築家住宅の実例

日常と非日常の空間が同居する[樽町の家]

L字型の広い敷地に駐車場スペースをできるだけ残しながら、良好な内外の空間を創りだした中規模住宅です。母屋と音楽室という日常の空間と非日常の空間を明快に分け、各室がそれぞれ小さな庭や外部空間に面するように配置されています。

執筆者:川畑 博哉

東急東横線と並行して走る交通量の多い街道。ここから枝分かれする道に入ると、2階建てのアパートや3階建ての戸建て住宅が建ち並んでいます。その一画にこの家は建っています。
前面の道路から5mの幅で25mの奥行きをもつ駐車場は、90坪ある敷地の約4割を占めています。

駐車場の奥の白い家


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外観
1. 駐車場から見た正面の外観。建物は北側に伸びる。
2. 東側から見た正面。手前はシマトネリコが植えられたデッキスペース。
3. ライムストーンの玄関ポーチ。壁と天井の間に関節照明が仕掛けてある。左は音楽室の出窓。
4. アプローチの完成予想模型。


駐車場に並行する長いアプローチを進むと、突き当たりに2階建ての白い家が現れます。張り出した2階のテラスの下は広めの玄関ポーチで、2段のライムストーンが高級感を演出しています。
母屋は南北に伸びる間口9m奥行き13mの2階建てです。


◆建築データと建築家プロフィール


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