ジェラート店で注文するたのイタリア語表現とは
ジェラートをイタリア語で注文しよう!
ジェラート屋さんに入りました。さっそく注文してみましょう。まずは基本の表現を覚えます。
【基本フレーズ】
「私には、コーンにチョコレート味といちご味をお願いします」
Per me un cono, cioccolato e fragola, per favore.
ペル・メ・ウン・コーノ、チョッコラート・エ・フラーゴラ、ペル・ファヴォーレ
*per me…私には un cono…コーン1つ cioccolato…チョコレート
e…そして fragola…いちご per favore…お願いします、ください
コーンなどのサイズにもよりますが、ふつう、2~3種類のジェラートを盛ってもらうことができます。基本フレーズのフレーバーを置き換えれば、好きな盛り合わせが注文できます。
イタリア語でのフレーバーの言い方
では次に、イタリアのジェラート屋さんでよく見かけるフレーバー(gusto グスト)を紹介します。【フルーツ系】
いちご fragola フラーゴラ
レモン limone リモーネ
メロン melone メローネ
もも pesca ペスカ
【ナッツ系】
ヘーゼルナッツ nocciola ノッチョーラ
ココナッツ cocco コッコ
ピスタチオ pistacchio ピスタッキヨ
コーヒー caffè カッフェ
【バニラ、チョコなど】
チョコレート cioccolato チョッコラート
バニラ vaniglia ヴァニッリャ
クリーム crema クレーマ
ヨーグルト yogurt ヨーグルトゥ
このなかから2つ、「レモン」と「もも」を選ぶ場合は、基本フレーズをもとにして、
「私には、コーンにレモン味ともも味をお願いします」
Per me un cono, limone e pesca, per favore.
と言えばOKです。
3つ選んで、たとえば「ココナッツ、メロン、チョコレート」を頼む場合は、
Per me un cono, cocco melone e cioccolato, per favore.
と言ってください。
ショーケースを見ていると、どれにするか目移りします・・・・・・
ジェラート店の注文システム
ジェラートの売られ方で、大多数の店に見られるのが、(1)まずコーンか紙カップかを選び、
(2)そのサイズを指定し、
(3)フレーバーを選ぶ(ふつう2~3種類)
方式です。
この山盛り具合では、急いで食べないと溶けるかも!
「コーン」は「cono コーノ」、紙カップは「coppetta コッペッタ」と言います。ジェラートを食べつつコーンをかじるのもいいですし、コーンに山盛りのジェラートが溶けるスピードに食べるのが追いつかなくて、ぽたぽた垂れてしまう……という事態を避けるには、紙カップが便利です。
ではコーンや紙カップのサイズの言い方を見てみましょう。
【コーンのサイズ】
コーン1つ(小) un cono piccolo ウン・コーノ・ピッコロ
コーン1つ(中) un cono medio ウン・コーノ・メーディヨ
コーン1つ(大) un cono grande ウン・コーノ・グランデ
【紙カップのサイズ】
紙カップ1つ(小) una coppetta piccola
ウナ・コッペッタ・ピッコラ
紙カップ1つ(中) una coppetta media
ウナ・コッペッタ・メーディヤ
紙カップ1つ(大) una coppetta grande
ウナ・コッペッタ・グランデ
最初の「un」や「una」は不定冠詞で、「1つの」という意味です。ではここで、基本フレーズに「コーンか紙カップか」と「サイズ」を追加した言い方を作ってみましょう。
お店ごとに違うカップのデザインを見るのも楽しみ
【応用フレーズ1】
「私には、紙カップの中サイズ、ピスタチオ味とヘーゼルナッツ味をお願いします」
Per me una coppetta media,
ペル・メ・ウナ・コッペッタ・メーディヤ、
pistacchio e nocciola, per favore.
ピスタッキヨ・エ・ノッチョーラ、ペル・ファヴォーレ
ちょっと長い文になりましたが、これで希望をばっちり伝えることができます。
コーンやカップの値段を指定する
なかには、コーンなどが「大、中、小」というサイズ表示ではなく、値段別になっている店もあります。【コーンの値段を指定】
1.50ユーロのコーン1つ
un cono da un euro e cinquanta
ウン・コーノ・ダ・ウネウロ・エ・チンクワンタ
【紙カップの値段を指定】
2.70ユーロの紙カップ1つ
una coppetta da due settanta
ウナ・コッペッタ・ダ・ドゥエ・セッタンタ
このように、値段は前置詞「da」のあとに続けて言います。
では、値段を指定する応用フレーズです。
【応用フレーズ2】
「私には、2.70ユーロの紙カップ、レモン味ともも味をお願いします」
Per me una coppetta da due settanta,
ペル・メ・ウナ・コッペッタ・ダ・ドゥエ・セッタンタ、
limone e pesca, per favore.
リモーネ・エ・ペスカ、ペル・ファヴォーレ
これで、ジェラート注文の表現が出揃いました。さあ、ジェラート屋さんへ出かけましょう!
おいしいジェラート店の見分け方
できることなら、工場生産ではなく、その店で作ったジェラートを食べたい――そんなとき、ショーケースのアイスクリームのうち、「ピスタチオ pistacchio」の色が目安になります。人工的なあざやかな黄緑色をしていれば、着色料を使った工場での大量生産の可能性があります。くすんだ薄い緑色ならその店の手作りの可能性が高いです。このジェラートならコーンもおいしそう
また、お店の外に、「gelato artigianale ジェラート・アルティジャナーレ」という看板が出ていれば「手作りジェラート」、「produzione propria プロドゥッツィヨーネ・プロープリヤ」とあれば「自家製」という意味なので、試してみる価値、大です。
旅行中、毎日どころか1日に複数回食べても飽きないイタリアのジェラート。ぜひ、お気に入りの味、お気に入りの店を見つけてお楽しみください!
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