今年「フラット35」sでローンを組むと、どれくらいメリットがあるの?
それでは、今年中に「フラット35」sでローンを組むと、どれくらいメリットがあるのか見てみましょう。借入れ条件を以下のようにして、「フラット35」と「フラット35」sのタイプ別に返済額を比較してみました。【借入れ条件】
借入額:3,000万円、借入れ期間:35年、適用金利:2.82%、元利均等返済(ボーナス返済なし)
(1)従来の「フラット35」
(2)今年中に「フラット35」sを借りた場合
(3)今年中に「フラット35」s(20年金利引き下げタイプ)を借りた場合
今年中に「フラット35」sを借りた場合、従来の「フラット35」よりも、当初10年間の毎月返済額が15,832円少なくなります。また、総支払額も300万円以上少なくなることが分かりました。
ちなみに来年以降「フラット35」sを借りた場合は、当初10年間の金利優遇幅は0.3%に戻るので、
当初10年間(適用金利2.52%)の毎月返済額:107,570円
11年目以降(適用金利2.82%)の毎月返済額:111,225円
総支払額:46,275,890円
【フラット35】(1)との差額:▲958,236円
となります。
今年「フラット35」sを利用するメリットは、やはり大きいようです。この金利優遇措置は、政府の「緊急経済対策」の一環として行われているものなので、今年限りですし、募集枠が設定されています。受付終了の3週間前に「フラット35」のHPで発表があるとのことですが、利用を予定している方は早めに申込むといいでしょう。
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