バランスの良い重量バランス
一般的なタブレットはいくら軽くなってもある程度の重量は感じます。もちろん、ノートパソコンでもそうですが、LaVie Zに関しては持っていてもスペック上の重量を感じません。特に、使用している状態で手前のパームレスト部分を持ってみると800g近い重量を持っていると感じさせません。
これは全体の重量バランスが絶妙だからでしょう。もちろん、端を持ったとしても機器全体がたわむことはありません。
今回は特に詳細なベンチマークテストなどはしていませんが、一般的な事務利用をした場合、バッテリーは1時間で15%程度低下するため、実質的なバッテリー駆動時間は6から7時間程度になるようです。ちょっとした日帰り出張などでは十分なバッテリーと言え、ACアダプターが小さく軽量なので、本体と一緒に持ちあるいても問題はありません。
基本的な性能に関しても、Core i7の恩恵もあり、事務利用は問題ありませんし、動画視聴や画像編集などでも問題なく作業できます。
ディスプレイの解像度が高くなりすぎていることに不安を持っている方もいるかもしれませんが、Windows 8.1からは古いソフトでも調整して表示するようになっているので、一般的には問題ありません。
あえて欠点を見つけるとすれば、スピーカーの品質がそれほど高くないことでしょうか。ノートパソコンは一般的にスピーカーの品質は高くありませんが、NEC製品ならLaVie Lなど高品質なスピーカーを搭載した物と比べると品質はかなり落ちます。
おそらく、スピーカー品質にそれほどこだわる方もいないでしょうが、決定的に悪いわけでもない及第点の品質になっています。
裏面のスリットも個性的なデザイン
完成度が非常に高いノートパソコン
ACアダプタもコンパクト
タッチパネルなどはまだあまり使わないのなら、タッチパネルなしのLaVie Zは
薄型で軽量のノートパソコンとしてみると、非常に完成度が高いと言えます。
厚みや薄さはもちろんですが、キーボード品質、本体の強度や重量配分など、総合的なノートパソコンとしての完成度は非常に高い仕上がりとなっています。
スピーカーなど含めて全ての面が完璧なわけではありませんが、現在販売されている最新の薄型で軽量のパソコンの中ではトップクラスに入っているのは間違いありません。