最近のブルーレイレコーダーは今までとは異なった進化をしているものが登場してきており、そんななかで、「これならブルーレイレコーダーを買い換えたい!」と思ってしまうような製品をピックアップしています。
傾向としては、ブルーレイドライブなどの光学ドライブを搭載しない製品が増えていること。多くの人が光学ドライブにバックアップしないというリサーチもあるので、これはある意味正しい進化なのでしょう。
第1位:パナソニック「DIGA+」
パナソニックのレコーダーのブランドがDIGAなのは広く知られていますが、このDIGAを超える「DIGA+」という名前のレコーダーが実は存在します。このDIGA+はDVDやBDなどの光学ドライブを搭載しない、HDDレコーダーです。ただし、そのコンセプトは従来のレコーダーの常識を超えています。
DIGA+はディスプレイとセットになった商品であり、なんとこのディスプレイはワイヤレス接続ができまして、防水機能を搭載しています。このため、お風呂に入ってテレビや録画を楽しむことができます。
また、レコーダー本体にHDMIでテレビを接続していれば、このディスプレイでは、レコーダー本体と異なるチャンネルを見ることができるため、二人の人が別々の場所で別々のテレビ番組を楽しんだり、録画することができます。
ただ、弱点はチューナー数が少ないことです。ダブルチューナー搭載ですが、レコーダー本体とディスプレイで1つずつのチューナーを使うため、テレビを見ている人が複数の番組を録画することができません。
そのため、ヘビーな録画ユーザーには向きませんが、ライトなユーザーにとってはライフスタイルを変えてくれるかもしれない冒険的な製品です。
ちなみに、付属するディスプレイによって、10インチタイプと15インチタイプがあります。一人暮らしワイヤレスディスプレイをメインにしたい人は15インチを、テレビを接続してワイヤレスディスプレイをサブにするなら手軽に持ち運べる10インチがいいでしょう。
第2位:ソニーBDZ-ET1100
レコーダーとしての総合力が高く、自動録画も強力で多くの人にお勧めしたいのがソニーのBDZ-ET1100です。トリプルチューナーで同時に3つの番組を録画できるため、バリバリ録画したい人に向いています。また、高画質回路「CREAS5」は4Kテレビに対応しています。4Kテレビに最適化した映像を出力することができるなど、これから4Kテレビを買いたい人、すでに4Kテレビを持っている人にもお勧めです。
そして、このレコーダーで特にナイスなのは、スマートフォンやタブレットとの連携も強力なことです。iPhoneやiPad、他社製のAndroid端末とも連携でき、録画をワイヤレス転送したり、録画番組を家のなかの好きな場所で視聴できるのが便利です。
第3位:東芝「レグザサーバーD-M470」
タイムシフトマシンで、地デジ、BS、デジタルCSのなかから6チャンネルの番組を連続録画できるレコーダー。ブルーレイドライブを搭載しないため、ボディがコンパクトになっており、置き場所に困らないのが特徴です。いつでもニュースや情報をチェックしていたいという人にお勧め。
第4位:シャープ「BD-W550」
特に特徴的な機能を搭載しているわけではありませんが、実用十分な機能を持ち、ブルーレイディスクの再生開始が高速であるなど、細かいところにも配慮され、使いやすくパッケージングされたレコーダーです。ダブルチューナー搭載で、ハードディスク500GBと現時点では基本スペック的に強力ではありませんが、普通のユーザーが実用的に使うには問題ないでしょう。
普通に気軽にレコーダーを使いたいという人に向いています。
第5位:マクセル「アイヴィブルー」
今までのハードディスク搭載レコーダーは、買い換えると今までの録画を見ることができなくなっていました。なかにはHDMIケーブルで接続して録画を転送することができる機種もありますが、それはごく一部に過ぎません。このアイヴィブルーはそんな問題を解決してくれるレコーダーです。著作権保護に対応したカセット型ハードディスク「iVDR」を搭載しているため、レコーダーを買い換えても、同じiVDR対応レコーダーであれば、カセット型ハードディスクをセットするだけで、そのまま今までのiVDRカセットの録画を見ることができるのが便利です。
ちなみにハードディスクも内蔵していますが、ハードディスク~iVDRカセットの間で録画の転送ができます。内蔵ハードディスク500GBと1TBの2タイプがありますが、現時点のコスパは1TBタイプのほうがよさそうです。
また、ブルーレイドライブも搭載しているため、必要に応じてブルーレイディスクに録画したり再生したりすることもでき、実用的に使えます。