誠意を持った話し合いに勝るものなし

tachinoki

立ち退いてもらうための条件がまとまれば、合意書で形に残すことも重要です

最も有効な解決策は、「オーナーと借主、互いに誠意をもって話し合いで解決すること」。これに適う策は現状見当たりません。実際そうした交渉を行うのは管理会社ですが、オーナーの誠意を見せるということに関しては、オーナーも一緒に交渉に臨むと良いでしょう。

しかし、いくら誠意をもって交渉をしたところで、オーナーの都合で引っ越しを半ば強制するのです。「借主に余計な費用がかかることは理解しているが、うちもお金はないから出せない。だけど退去して欲しい」という交渉は少々身勝手すぎるでしょう。それ相応の、立ち退きにかかる費用が発生することは覚悟しておくべきです。一般的には通常賃料の半年から10か月程度いうのが相場のようですが、もちろん必ずしもこの通りという訳ではありません。

居座り続け少しでも多くのお金を取ろうとする悪意を持った人もいますが、オーナーサイドで引っ越し先の契約金と引っ越し代を出せば出ていくと合意してくれる入居者がほとんどです。

入居者はお客様

立ち退きでこじれる一番の要因は、部屋を貸して「やってる」んだから、こっちが偉いんだ!とオーナーが勘違いしてしまうことです。賃貸業は、部屋という商品を提供しているサービス業です。お客様にサービスを提供する側(オーナー)が、どんな事情があるにせよ迷惑をかけることになるのです。そのように考えれば、一方的にオーナーの言い分が通用するとは考えられないはずです。

また、退去を求める理由にもよりますが、立ち退き料さえ用意できないというのであれば、そもそも計画自体成り立たない、ということをよく理解しておくべきでしょう。

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