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島倉千代子さんの葬儀・告別式レポート(2ページ目)

11月8日に亡くなった島倉千代子さん(享年75)の葬儀・告別式が14日、東京の青山葬儀所で営まれました。その様子をレポートします。亡くなる3日前に録音された新曲に、3000人が涙していました。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド


紫がアクセントになった遺影、装花、会葬礼状

会葬礼状も紫がベース。お墓にも刻まれている直筆の「こころ」の文字と、遺影と同じ写真が配られました。

会葬礼状も紫がベース。お墓にも刻まれている直筆の「こころ」の文字と、遺影と同じ写真が配られました。

遺影写真は2011年1月28日に撮影されたもの。紫の着物はテレビ東京系「年忘れにっぽんの歌」でも着たお気に入りの一枚で、棺の中にも納められたそう。

祭壇はこの着物の襟合わせをイメージしたデザインで、りんどう、からたち、トルコキキョウ、胡蝶蘭、バラなど総計18000本を使用。他にも紫のりんどうの花が会場のいたるところに飾られ、秋の風情が漂います。

戒名は「寶しょう院千代歌愛大姉(ほうしょういんせんだいかわいだいし)」。寶しょう院とは美しい日本の宝を意味、千代歌愛には、千代(永遠)に歌を愛する歌愛(かわい)い人という意味がこめられいてるそうです。

「こころ」と刻まれたお墓は生前に準備

黒く輝く御影石で造られたデザイン墓。「しながわ百景」に指定されている東海寺大山墓地に眠ります

黒く輝く御影石で造られたデザイン墓。「しながわ百景」に指定されている東海寺大山墓地に眠ります

菩提寺である東海寺は、江戸時代初期に活躍した禅僧・沢庵が眠る地。そんな由緒ある墓苑の奥に、島倉さんのお墓があります。間口×奥行とも2間はあろうと思われる大きな区画はひときわ存在感があります。石塔には会葬礼状と同じ文字「こころ」が刻まれ、その左側には「音の門」と書かれた丸い穴の空いたオブジェが置かれていました。

取材に訪れた日はまだ納骨前ではありますが、生前に島倉さんがブログの中で「ファンの皆様を勇気づけられる何かを形にしたいと思ったんです。淋しい時、悲しい時、嬉しい時も、モニュメントに会いに来て下さいネ!きっと元気になりますヨ」と呼びかけていたこともあって、多くの方がお参りに来ていました。


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