スサノオノミコトの魂が眠るパワースポット、須佐神社
神話の故郷、出雲の神社めぐり、次にご紹介するのは須佐神社(Yahoo! 地図情報)。出雲大社と同じ出雲市内ですが、市内でも山側の佐田町に位置する神社です。ヤマタノオロチを退治した神様が眠る場所として、近年は強力なパワースポットとしても注目を浴びて参詣する方が増えているとのこと。
御本殿は出雲大社と同じ大社造で、室町時代末期に建てられたという由緒あるもの。その後ろには樹齢1300年を越えるという大杉があります。
歴史ある社だけに、塩を含んだ水が出る井戸「塩の井」など、「須佐の七不思議」と言われる言い伝えも残されています。境内にパネルで紹介されていますので、目を通してみると面白いでしょう。
日本の夜を守る使命を持つ朱塗りの神社、日御碕神社
神話の故郷、出雲の神社めぐり、次にご紹介するのは日御碕神社(ひのみさきじんじゃ、Yahoo! 地図情報)です。出雲大社がある島根半島の西の端、東洋一の高さを誇る日御碕灯台から海岸沿いの坂道を降りた先に朱塗りの建物が美しい日御碕神社があります。
日沈宮は「日の本の夜を守らん」と神様の勅(ちょく)が下されたことにより造られたとされており、同じく昼を守るとされた伊勢大神宮(伊勢神宮のこと)と対をなすお宮にあたります。
神の宮、日沈宮共にどちらも美しい朱塗りの建物ですが、いずれも江戸時代初期に三代将軍 徳川家光の命により松江藩が造営したもの。現在では国の重要文化財に指定されています。
日沈宮の前には、朱塗りの長い回廊が続きます。神社の外、回廊の中のどちらから見ても、特に印象に残る場所の一つですね。
回廊の外に出て、右を見ると石の鳥居があり、その先には日本海とウミネコの繁殖地となった経島(ふみしま)が見えます。ここも日御碕神社の神域で、当初はアマテラスオオミカミを経島で奉っていたとのことです。