神話の故郷、神様も集まる出雲の寺社を巡ろう
今回の行き先は【島根】神話の故郷、神様も集まる出雲の神社を巡ろう
2013年5月に60年振りの遷宮が行われた出雲大社をはじめとして、古くからの歴史を持つ神社が出雲には点在しており、中にはパワースポットとして注目を集めている所もあります。
今回はそんな出雲地方の神社をゆっくりと巡る旅をご紹介します。神社めぐりの途中で楽しむことができるおいしいグルメにも注目ですよ。
60年ぶりの遷宮が行われた出雲大社
神話の故郷、出雲の神社めぐり、一番最初にご紹介するのは誰もが知っている出雲大社です。出雲大社へ向かう神門通りの途中にある大きなコンクリート製の鳥居をバスや車でくぐり、突き当たりの交差点の先、表参道の入口となる勢溜(せいだまり)の所には良く写真で見かける木製の鳥居があります。
銅鳥居から見て右側には、大国主命が国造りを誓願する様子を再現した銅像もありますので、こちらにも立ち寄ってみて下さい。
伊勢神宮では、本殿の敷地が隣り合うように複数用意されていて、新しい本殿が完成した後に古い本殿から神様が遷御されますが、出雲大社では御本殿の手前の拝殿を御仮殿として、御本殿の改修を行っている間だけ神様が遷御されていました。
2013年5月に行われた遷御の儀で御本殿に神様が戻られたことで、御仮殿は拝殿に戻っています。
御本殿の中には立ち入ることができませんが、敷地の外をぐるりと一回りすることができ、改修できれいになった建物の屋根などを見ることができます。独特の大社造の建物は遠くからみても荘厳ですね。
ちなみに出雲大社といえば、おなじみなのが大きな注連飾り。拝殿を始め、あちこちで見られますが一番大きい注連飾りの重さは4.4トンにも及ぶとのことです。
出雲大社のすぐ隣、静かな空間が広がる出雲教 北島国造館
出雲大社の参拝を終えたら、隣にある出雲教 北島国造館(Yahoo! 地図情報)にも参詣してみてましょう。アマテラスオオミカミ(天照大神)の子、アメノホヒノミコト(天穂日命)を始祖に持つ出雲国造家の一つ、北島家が大国主命の御神徳を広める出雲教の本院です。出雲大社のすぐ横にありますが、美しい庭園は凛とした静けさがあります。お詣りを済ませたら、興味のある方は可愛らしい恋みくじを引いてみるのもいいでしょう。
参拝後にちょっと甘いものが欲しいなぁ…と思ったら出雲発祥の「ぜんざい」を。
出雲大社をお詣りした後、ちょっと甘いものが欲しいなぁ……と思ったら、ぜひ、ぜんざいを食べてみて下さい。あずきを煮込んでお餅を入れて食べるおなじみのぜんざい。実は出雲が発祥の地だというのをご存じでしょうか。
神在月(かみありづき)の出雲で行われるお祭りの際にふるわれた神在餅(じんざいもち)。これが方言から変化して「ぜんざい」になったと言われています。
出雲大社前の神門通り沿いなどにお店があり、ぜんざいが食べられます。ぜんざいのお値段が「500縁」と書かれているのも、縁結びの神様の地元だけあって、なんだか嬉しくなりますね。
続いては、日本神話に縁の深い出雲地方の山側にある神社をご紹介していきましょう。次ページに続きます。