このサインが目印!タックスフリー(免税)を使って
物価高のスウェーデンで賢く買い物を
タックスフリーの目印はこちらの看板、しっかりチェックして上手に利用したいです
「グローバル・ブルー(Global Blue)」に加盟しているスウェーデンでは、タックスフリーは思う以上に簡単に利用できます。ぜひ、旅行前にしっかり調べて賢く買い物をしてほしいと思います。
タックスフリーを使える人ってどんな人?
日本に住んでおり、日本のパスポートをもっていて、スウェーデンに旅行で訪れる方はタックスフリーを利用できます。スウェーデンはEU加盟国になりますので、EUに加盟している他の国の永住権を持っている場合やスウェーデンの移住許可を持っている場合は利用できませんので、ご注意ください。買い物をする前にまずチェック!
タックスフリーを利用したいなと思ったら、買い物をする前にそのお店が取り扱っているかどうかを必ずチェックをしましょう。スウェーデンでは、小さなお土産物屋をのぞく、大半のお店でタックスフリーを取り扱っており、それらのお店には必ず「グローバル・ブルーのタックスフリー」のマークがあります。たいていの場合、お店の入り口のわかりやすいところに掲示してありますが、もしも、マークが見つからなかったときは、お店の人に聞いて確認をするとよいでしょう。買い物をしたら、「タックスフリー、プリーズ!」
タックスフリーを取り扱っていることを確認したら、いざ、買い物! スウェーデンのタックスフリー利用の最低限度額は、200クローネ(約3000円、2015年8月現在)とそれほど高くありません。200クローネ以上の買い物をしたら、レジでお金を払うときに「タックスフリー、プリーズ」とタックスフリーを利用したい旨を伝えましょう。お金を払うと、タックスフリーの免税書類(リファウンド・チェック)に購入額と税金免除額などの必要事項が記入されたものを渡されますので、必ずその書類をレシートともに受け取ります。レシートの原本は必ず必要です。お店によっては免税書類にくっつけてくれるところもありますが、必ず自分でレシートの原本と免税書類を確認し一緒に保管しましょう。
ちょっと手間かなと思うかもしれませんが、お店の人は手慣れているので、数分で簡単に書類を書いて渡してくれます。買い物をした際の免税書類を集めておき、最後にまとめて名前やパスポートの番号などの必要事項を記入するとよいでしょう。ちりも積もれば山となるで、たいしたことないと思う税金の額もこのちょっとした手間をかけるとかなりの額が戻ってきます。
出国の際に空港の税関でスタンプを!
タックスフリーの手続きは、EU加盟国の最後の国を出国する際に行います。スウェーデンから乗り継ぎでフィンランドやデンマークを通過する場合には、その国で行うことになります。手続きの仕方は以下の順序を参照に。- 免税書類の必要事項は前日までに記入しておきましょう。タックスフリーを利用した商品の提示を求められることがあるので、チェックインで預ける荷物には入れずに、すぐに出し入れできるようにしておきます。
- 当日は、時間に余裕を持って空港に行きましょう。そのときの混み具合によって、時間がかかる場合があります。
- スウェーデンがEU最終出国の場合は、チェックインの前に税関に行き、乗り継ぎ便で他の国がEU最終出国になる場合は乗り継ぎ時間に税関にいきます。乗り継ぎ便の場合、時間が短かったり、混雑していたりする場合もあるので、まず、タックスフリーの手続きを先にするようにしましょう。税関では、記入済みの免税書類、レシート、パスポート、未使用の購入商品、搭乗券を提示して、書類にスタンプをもらいます。
払い戻し申請をしたら、タックスフリー完了!
ストックホルム、アーランダ空港ターミナル5のグローバルブルーカウンター、払い戻しの申請をします
スウェーデンのタックスフリー、うまく利用して楽しく買い物をして欲しいと思います。