先般は北摂7市の年齢別人口比率から少子高齢化の様子を見ましたが、今回は阪神間の3市2区を見てまいります。早速ですが下記の表をご覧下さい。
人口,年齢構成,阪神間

阪神間各行政区分別年齢構成(平成22年国勢調査より)

 

阪神間、一番若いのは西宮市

この表は尼崎市、西宮市、芦屋市、神戸市東灘区、神戸市灘区の平均年齢と各年齢階層別の人口比率を記しています。数字はすべて平成22年実施の国勢調査の数値を基にしています。

平均年齢が低く、15歳未満人口比率が高く、65歳以上人口比率が低い。すなわち「若い行政区」は西宮市。平均年齢は42.5歳(最高は芦屋市の45.4歳)、15歳未満人口比率は14.9%(最低は尼崎市の11.9%)、65歳以上人口比率は19.1%(最高は尼崎市の23.4%)で、全てにおいて最も「若い」数値でした。

対して、西宮市の西隣となる芦屋市は平均年齢が一番高く(45.4歳)西宮市との差は約3歳あります。

西宮市は平均年齢が40歳未満となるエリアが、406エリア中96エリア、割合にして約23.6%あります。ちなみに芦屋市は60のエリア区分に対して4エリア、全体の約6.7%。実に芦屋市の3倍以上の割合です。(※ エリア数とは丁目・字の区分の数を指しています)

年齢構成はエリア毎に大きく異なる

「若い街」西宮。40歳未満となるエリアの分布は、JR福知山線「西宮名塩」駅最寄りのエリアが上位に多く並ぶものの、阪急線以北(野間町 32.7歳、上ケ原二番町 34.1歳)から43号線以南(南甲子園1丁目 33.3際、下葭原町 33.0歳)まで市内各所に点在しています。

平均年齢の高いエリアは鷲林寺町(55.8歳)、名塩ガーデン(53.3歳)等の過去に分譲されたニュータウンと、今津出在家町(58.0歳、県営住宅/市営住宅有り)、枝川町(53.1歳、浜甲子園団地有り)、津田町(52.9歳、市営住宅有り)等の団地の有るエリアが目立ちます。

一方、平均年齢がいちばん高かった芦屋市(尼崎市45.37歳に対して芦屋市45.40歳)では奥池町(51.8歳)、奥池南町(54.3歳)、六麓荘町(52.4歳)といった賃貸向住宅の供給はおろか分譲マンションすらないバス便の邸宅エリアで、軒並み平均年齢が高くなっています。

同じ山の手エリアでも駅徒歩圏である山手町(45.6歳)、東芦屋町(47.8歳)の平均年齢は随分と若くなっています。賃貸住宅や築年数の古い手頃な価格の中古マンションが存在する事が平均年齢を下げていると考えられます。

行政区分による平均年齢の差よりも、丁目・字毎の差の方が遥かに大きくなっているのがわかりました。そこで次のページでは、各行政区の「子供が多いエリア」「シニアの多いエリア」のTOP3をみてみましょう。