NEX-5がNFCに対応してさらに便利になった!
ソニーのミラーレスの特徴は、一眼レフと同じAPS-Cサイズのセンサーを搭載して高画素と高画質を追求していることです。センサーサイズが大きいことによってレンズの小型化が困難になるという弱点が生じますが、一眼レフからの乗り替えや買い増しユーザーは、違和感なく今までと同じ高画素で高画質な画像が得られます。上級者向けモデルのNEX-7とNEX-6は有機ELを使った高解像度EVF(電子ビューファインダー)を搭載しています。これに対して機動性重視でEVFレスとして小型軽量化を果たしたのがNEX-3とNEX-5になります。どちらのモデルも180度チルト可動液晶モニターを採用して自分撮りが簡単にできます。
今回、新たに加わったNEX-5TはNFCを搭載することで、NFC対応スマートフォンやタブレットと組み合わせて使うと、スマホに触れるだけで写真や動画を転送できる「ワンタッチシェアリング」を実現しました。面倒な設定やアプリの起動などが自動化され、SNSへの画像のアップがより手軽にできます。さらに「ワンタッチリモート」を使えば、スマホの液晶をデジカメのモニターに使って離れた位置からシャッターがきれます。撮った画像は自動転送されるので、同社の新コンセプトデジカメQX100と同じ感覚でNEX-5Tが使えるのです。
キットレンズとして付属する「E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS」は極めてスリムで収納時は全長約29.9mmと従来の半分の厚みになった
1型センサーを採用したニコン「Nikon1V1」(左)と比較してもAPS-Cサイズセンサーの「NEX-5T」が非常にコンパクトであることが分かる
NFC対応の「XPERIA A」をカメラにタッチすると撮影した画像が自動的に転送される。予め同社のアプリ「PlayMemories Mobile」のインストールが必要
「PlayMemories Mobile」を使えば、スマホをリモコン代わりに使って、遠隔操作でシャッターもきれる。記念写真を撮るときに便利そうだ