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住友林業「住まい博」から考えるイベント参加の意義(2ページ目)

ハウスメーカーでは、技術や提案力をアピールする場としてモデルハウスを持っています。しかし、「何だかよくわからない」「違いがよく理解できない」などという方も結構多いものです。そこで、ハウスメーカーでは様々なイベントを実施して、皆さんにさらに理解を深めてもらおうと努めています。この記事では、私が先日見学してきた住友林業の「住まい博2013うめだ」を例に、イベントの魅力とそれに参加する意義を探ります。

田中 直輝

執筆者:田中 直輝

ハウスメーカー選びガイド

住友林業の「住まい博」は1998年の大阪会場を皮切りに、首都圏、名古屋圏、大阪圏を中心に開催されて、最近は地域ごとにも実施されているようです。ちなみに、11月9日(土)と10日(日)の2日間は、首都圏(「住まい博2013横浜みなとみらい」、会場はパシフィコ横浜)でも行われます。

リフォームや収納に関するコーナーも用意

インテリア

居住空間はどのような素材を使うかで印象が全く異なるものだ。住友林業の場合、木材の調達に強みがあるため、珍しい銘木によるインテリア提案にも力を入れている(クリックすると拡大します)

各会場(今回の「住まい博うめだ」も含めて)では、リフォームなどの展示コーナーも用意されます。ですから、このイベントは注文住宅だけでなく、分譲住宅などといった住友林業の事業の内容を総合的に知ることができる機会でもあります。

例えばリフォームについては、住友林業では通常の耐震・断熱リフォームから「旧家リフォーム」まで幅広く展開しています。ですから、今後リフォームを検討されている方にとっても非常に勉強になるのが、「住まい博」だといえます。

「住まい博2013うめだ」では、このほか収納に関するセミナーも開催されていました。収納アイテムの紹介などもされていましたから、既に持ち家(マンションを含めて)をお持ちの方にも参考になる内容だと思います。要するに、住まいに対するどのような動機を持つ人でも、何か気付きを得られる機会になっているのです。

さて、注文住宅に話を戻すと、ハウスメーカーはたいてい、住宅展示場にモデルハウスを構えています。それは住友林業も同様ですが、それなのになぜこのような大がかりなイベントを行うのでしょうか。それは、住宅展示場のモデルハウスでは実はわからないことだれけだからです。

モデルハウスは既に完成している建物ですから、そこにどのような技術が盛り込まれているのか知ることはできません。もっとも最近は、モデルハウスの中に技術コーナーのような部屋も設けられることが多いのですが、それでも細かいところまではよくわかりません。一応、パンフレットなどで説明が行われるはずですが、見て触れて体験できる方が、私たち消費者にとっては親切なはずですよね。

住まいづくりで重要なのは、知識を得て不安を解消すること

ですから、このようなイベントを行うことで、より住友林業を知ってもらえるようにしているのです。特に住友林業は、プレハブ(工業化)住宅のハウスメーカーのように大きな工場があるわけではありません。プレハブ住宅のハウスメーカーは工場でどのように住宅部材を生産しているのかを消費者に見せることで、住まいづくりの仕組みを理解してもらうようにしているのですが、住友林業にはそれができないということです。

収納提案コーナー

「収納提案コーナー」の様子。ここでの内容は新築住宅を建てる計画のない持ち家のある人でも参考になる話が含まれており、収納に関心がある人なら楽しめるはずだ(クリックすると拡大します)

ところで、注文住宅は何もないところから住まいづくりを行うスタイルです。そのため、私たちは数多くのことを勉強しなければいけません。ですので、様々なイベントに参加することで知識を蓄え、不安材料を取り除くことが必要になります。

その作業をしっかりと行った人なら、高い確率で「満足度の高い住宅」を建てることができるのです。今回は住友林業のイベントをご紹介しましたが、この記事で皆さんに理解して頂きたいことは実はそうしたことなのです。

私がことさら強調するまでもなく、住まいづくりというのは非常に高価な買い物で、多くの場合一生に一度の大切な出来事です。そんな住まいづくりを、皆さんに安心して行って頂けるようにハウスメーカーは様々なイベントや機会を設けようとしています。そこには、それぞれのハウスメーカーの「誠実さ」が見られると思います。

もちろん、住友林業の「住まい博」のようなイベントだけでなく、施工現場見学会や完成住宅の見学会など様々な催しが用意されています。できる限り、それらのイベントに参加して、一つひとつ疑問や心配事をクリアすることで、家族が安心安全に暮らせる質の高い住宅にたどり着けるのです。

そして、それらに参加する中で、皆さんはきっと信頼できる「人」に出会えるはずです。そうした段階を踏むことで、最終的に依頼先を決めることが重要であり、実際にそうして住まいづくりを行うことを私は強くお勧めします。
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