身体の中から綺麗になれそう、スローフードのお店
いつもにぎわっている店内
店内はつねににぎわっています
お手軽価格でありながら、本物のスローフードを提供しようと出来たこちらのお店。オーガニック食材にこだわり、添加物はもちろん、あらかじめ調理されているものを使わず、オーダーしてから食材を切る、素材の栄養を大切に低温でじっくりと焼き上げるなど製造過程にもこだわりが。伝統的な調理法で作るので、電子レンジさえ使わないほど。まさに「スローフード」を徹底しているお店です。
このマークが目印
シンプル&モダンな店内は、居心地が良く、パスタ7.8シンガポールドル~と、決して高い値段ではないので、サラダとグリーンスムージーでヘルシーランチを楽しんでいるビジネスマン・ウーマンや、欧米人の家族連れなども目立ちます。くつろいだ雰囲気のお店で、ソファもあるので、お子様連れにもぴったり。ビーガン(乳製品も使わないベジタリアン)メニューもあるので、宗教上のポリシーや、アレルギーのある方にも嬉しいお店です。
前日食べ過ぎてしまった時や、不健康な食生活が続いたときに、体をリセットしに訪れるのも良さそう。ガーリック、オニオン入りのものは記載してあるので、食事の後に大切な人と会う予定のときも安心。
こだわりの食材、製法。でもお手頃価格なのはなぜ?
右手のカウンターでオーダーし、お金を払うシステム
注文番号が書かれた札、おつりとレシート、カトラリーが入っています
素材と製法にこだわりつつ、お手軽価格で楽しめる秘訣のひとつは、このオーダーシステム。まず、カウンターでメニューを決め、お金を支払います。おつりと一緒に、カトラリーボックスを渡され、自分で好きな席について、数字の札を置いておきます。置いてある雑誌を読みながら待っていると、その番号を目印に、席に食事が運ばれて来るというシステム。席に案内する手間と、食事の後に会計する手間が省ける分が、価格に反映される、という訳です。
こだわりのスローフード、そのお味は?
レンズ豆のハンバーガー
中味はこんな感じです
そんなメニューの中から私が選んだのは、ビーガンメニューでもある、レンズ豆バーガー(12.80シンガポールドル)。中のパテは、レンズ豆とキヌア、クルミやマッシュルームなどを使った手作りのもの。一口食べてみると、優しくスパイスの利いた柔らかいレンズ豆のパテは、しっとりして美味しく、表面をぱりっと焼き上げたばかりのバンズは、胚芽入りの香ばしいもの。パン自体、添加物であるイーストをほとんど使わないパンを使っているというこだわりぶり。タマネギやニンニクの入った手作りのトマトソースの味わいも、ほっとする味わいです。一緒に添えられた、レタスやトマトも、新鮮そのもの。オーガニックのスイートポテトのフライは、ほくほくとした味わいが嬉しく、満足感があります。
この他にも、日本の定食のような感じの、ブラウンライスのセット(8.8シンガポールドル)も人気。日本産のオーガニック玄米をだけ使ったうどんや春雨を使ったメニューも。良質のオーガニックオリーブオイルとフレッシュなレモンジュース、海塩のみで作ったと言う、自家製のドレッシングのサラダも7.8シンガポールドル~。飲み物も充実していて、通し営業なので、カフェとしての利用もできます。茶葉等はほぼ全部がオーガニックで、コーヒー4シンガポールドル~、紅茶4.8シンガポールドル~に始まり、番茶や玄米茶、麦茶までオーガニックで揃っているのは、すごいの一言。
「スローフード」だけに、オーダーから提供までは時間がかかります。料理本やエクササイズの本など、読んでいるだけでモチベーションが上がりそうな、備え付けの雑誌をのんびり読みながらお待ちくださいね。
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■Real Food(セントラル店)
営業時間:月~土曜10:00~20:45、日曜10:00~19:45
住所:6 Eu Tong Sen St, The Central #B1-52/53, Singapore 059817
電話: +65 6224 4492
アクセス:MRTクラークキー駅直結のセントラルという駅ビル内。その他、シンガポール内に4店