子供の数が減り、着実に高齢化が進む日本。とはいえその濃淡はエリアによって大きく異なります。今回は、住宅地としての人気を阪神間と二分する北摂エリアの年齢分布がどのような具合になっているかをみてみました。ここでは池田/箕面/豊中/吹田/茨木/高槻/摂津の7市を北摂エリアとします。またここで出てくる数値はすべて平成25年(2013年)9月30日現在の数値です。

子供比率が高いのは茨木市

まずは子供の数を見てみましょう。まずは下の表で北摂7市の15歳未満の人口比率を見て下さい。
北摂,人口比率

北摂7市、15歳未満の年齢比率

いちばん高いのはJR京都線、阪急京都線が並行して走る茨木市の14.9%。5~9歳、10~14歳の割合はどちらも5.0%となっています。反対に低いのは阪急電鉄発祥の街、阪急宝塚線の通る池田市で13.2%。「北摂で一番子供比率が低い」ではありますが大阪府全体の平均(13.1%)とほぼ変わりません。むしろ少し高い数値となっています。また最高値の茨木市も大阪府全体の平均とは2%以内の差、茨木市以外はおよそ1%程度までの差に収まっており、行政区単位で見た場合北摂は「子供の多いエリア」といえますが、それほど大きな差があるわけではありません。

続いては高齢者の割合を見てみます。下の表は北摂7市の60歳以上の比率です。

シニアの少ない吹田市、多い高槻市

北摂7市、60歳以上

北摂7市、60歳以上の人口比率

60歳以上の人口比率が高いのは高槻市で31.4%、最も低いのは吹田市の27.1%。その差は4.2%。人口比率としてはかなり大きな差といえます。ちなみに大阪府平均は30.1%。いちばん60歳以上人口の比率が高い高槻市以外は、すべて大阪市の平均以下の数値、すなわち「大阪府下では高齢者が少ない方のエリア」となっています。

15歳未満の人口比率が7市内において2%以内に収まっているのに対して、60歳以上の人口比率は、高槻市31.4%-吹田市27.1%=4.3%。「少子化」に比べ「高齢化」は行政区毎の差が大きくなっています。

以上は行政区単位で見た結果です。差はありますが、驚くほどの差は無いように映ったことかと思います。ところが、これが市よりも小さなエリアで見た場合、住民の人口比率に大きな差が出てきます。では次のページでは、池田市と茨木市の2つの市内のエリア別の年齢分布の差を見てみます。