婚活が盛んに行われるようになり、30代半ばから40代前半の結婚も増えています。それに伴い、妊活も増えてきている背景もあるのかなと感じております。
そこで、今回はその方法についてお話したいと思います。
妊娠率を上げる5つの項目とは?
卵子の老化が最も妊娠率に影響します。
もちろん、40代でも妊孕能力の高い方もおられますが、一般的にはかなり妊娠力が低下することがデータで示されています。よって、40代で妊娠を希望される方にお願いしたいのは、20代の感覚で妊活をしないで欲しいということです。
20代は自然に夫婦生活をしていれば1年で80%の方が妊娠すると言われています。しかし、40代ではまれです。でも、「まだ結婚したところだし、夫婦の時間を楽しんで、それから子供を作りたいんです」という方もいるのは事実です。
そこで、本当に子供が欲しい方に私からはっきりと伝えたい項目が5つあります。
- あなたが40歳以上なら、明日にでもクリニックに行くこと
- クリニックは不妊治療を得意としているクリニックや病院を選ぶこと
- クリニックへは夫婦ともに出来るなら同時か、ほとんど時間差なく検査を受けること
- 検査結果の内容を問わず、治療を開始すること
- 治療も生活習慣もできる限り可能性を追求すること
それではこの5つの項目について解説してまいりましょう。
あなたが40歳以上なら、明日にでもクリニックに行くこと
精子も老化します。
それから、いつも言うことですが、あなたの人生において、今日が一番若い日です。だから出来るだけ早く医療機関に行くことが、その若さを最大限に活用できるチャンスだと言えます。
医療機関は不妊治療を得意としているクリニックや病院を選ぶこと
不妊治療の相談や検査に行くとしたら、不妊を専門にしているところ、得意にしているところを選んで行ってください。不妊治療についての詳しい解説を書いている、ドクターのプロフィールに関連学会の学会員の表記があるとか、不妊関係の論文を書いていることなどがその指標になると思います。若い時であれば、普通の街の産婦人科などでも良いですが、40代は時間との戦いですので、不妊治療に詳しいドクターを探し出して頂くことが重要になります。