ドイツの季節（気候・気温）・祝日・イベント(4ページ目)

ドイツの夏（6～8月）

爽やかなドイツの夏は、観光のハイシーズン。各地でのお祭りはますます増え、音楽祭やワイン祭りも季節のイベントに加わります。ハイシーズンでも、宿泊や交通機関が極端に混雑することはほとんどありません。屋外でのコンサートや食事が気持ちの良い季節ですが、朝晩や雨になると肌寒いですよ。お天気が崩れると、夏でも最高気温が20℃を下回る日もあります。上着を持ってお出かけください。

＜夏の祝日＞

• 6月2日　　　　　キリスト昇天祭
• 6月12・13日　　ペンテコステ（精霊降臨祭）
• 6月23日　　　　聖体の祝日（北ドイツの一部を除く）
• 8月15日　　　　聖母被昇天祭（南ドイツのみ）

＜夏のイベント＞
音楽の国ドイツの夏は音楽祭の季節。世界有数の音楽祭から小さな町での屋外コンサートまで、どこでだって音楽が楽しめます。ワインの産地ではワイン祭りも 始まり、ワインと音楽を一緒に味わえるうれしいイベントも。もちろん、春に始まったメルヘンの野外劇や、伝統的なお祭りもドイツ各地で引き続き楽しめます。クラシック音楽祭、各地のお祭り、ワイン祭りからおすすめイベントをピックアップしてみましょう。

■5月27日～6月26日　モーツァルト音楽祭（ロマンチック街道の町ヴュルツブルク）
前身の音楽祭が始まったのが1921年という、歴史あるモーツァルト音楽祭。2011年は記念すべき90周年！ 世界各地から第一線の音楽家を招き、世界遺産にも登録されているレジデンツ（王宮）を会場のひとつとして開催する贅沢な音楽祭です。プログラムのチェックとチケット予約はモーツァルト音楽祭サイトで可能（英語・ドイツ語）。

■6月10～13日　ローテンブルク「マイスタートゥルンク」祭り（ロマンチック街道）
ローテンブルクは中世のたたずまいが残る町。中世の町並みの中で、広場では民族衣装をまとっての伝統的な踊りが、特設のステージでは歴史劇が催されます。ロマンチック街道を代表するお祭りです。

■6月26日～7月31日　オペラ音楽祭（ミュンヘン）
バイエルン国立歌劇場をメインに、大小様々なプログラムが目白押しの音楽祭。オペラ、バレエ、クラシックコンサートなど、クオリティーは言うに及ばず、演目はバリエーション豊か。プログラムとチケット予約はミュンヘンオペラ音楽祭サイトで（英語・ドイツ語）。

■7月15～24日　キンダーツェッヒェ（ロマンチック街道の町ディンケルスビュール）
キンダーツェッヒェは子どものお祭り。ロマンチック街道で一番かわいい夏のイベントです。17世紀の30年戦争の中、子どもの真摯な哀願によって敵軍による破壊から町が救われたのが由来だそうです。見どころは子どもや兵隊たちのパレード。民族衣装での伝統的なお祭りです。

■7月25日～8月28日　バイロイト音楽祭（バイロイト）
バイロイトは南ドイツ東部の小さな町。毎年夏になると、ワーグナーの歌劇の上演で有名なバイロイト音楽祭が開催されます。世界的に人気の音楽祭なので、予約開始後すぐのチケット注文は必須（郵便で予約）。2011年のチケット予約開始は2010年10月18日から。詳しくはバイロイト音楽祭サイトにて（英 語・ドイツ語）。

■8月中旬　リューデスハイム・ワイン祭り（ライン川流域）
ライン川下りの出発地点として人気のリューデスハイムは、高級ドイツワインの産地ラインガウにある観光地。ワイン祭りでは、リューデスハイム周辺の由緒あるワイナリーが出店し、とっておきのワインが味わえます。