ドイツの新年(1~2月)
ケルンのカーニバル © Deutsche Zentrale für Tourismus e. V./ Kiedrowski, Rainer
花火で迎えるドイツの新年
© www.berlin-tourist-information.de/ Anja Marx
元旦以外は比較的穏やかなドイツの1月が過ぎると、カーニバルのシーズン到来! ブラジル、リオのカーニバルは日本でも有名ですが、ドイツでも一年で最大の乱痴気騒ぎが繰り広げられる、とにかく派手に元気に冬を追い出すイベントです。カーニバルの期間は毎年2月中になることが多いのですが、年によっては2011年のように3月上旬になることもありますよ。
人々が熱く盛り上がる新年からカーニバルの頃は、寒さ本番のシーズン。最高気温は氷点下という日も珍しくないので、防寒は万全に!
<新年の祝日>
- 1月1日 元旦
- 1月6日 三聖王祭(東・南ドイツの一部のみ)
■2月10~20日 ベルリン国際映画祭
カンヌ、ベネチアと並ぶ世界3大映画祭のひとつですね。2010年で60回目の開催を記念したベルリン映画祭は、これからも世界の映画関係者やファンの注目を集めること間違いなしです。
■3月3~8日 カーニバル
ドイツの寒い冬を追い出す伝統行事、カーニバル。ドイツ中がコミカルな仮装と派手なパレードで覆い尽くされるシーズンです。ケルン、デュッセルドルフ、マインツの3ヶ所はドイツのなかでも盛大なパレードが楽しめる町。いずれもライン地方にあり、カーニバル最終日の前日にあたる「バラの月曜日」(2011年は3月7日)にパレードはクライマックスに達します。カーニバルの期間、特にドイツ西部は交通機関が混雑する上、電車の中までがお祭り騒ぎ! ケルンはドイツを代表するカーニバルの町でもあるので、ホテルも混み合いますよ。宿泊予約はお早めに!
「ファッシング」と呼ばれる南ドイツのカーニバルは、ライン地方のような派手さはないものの、伝統を守った趣きあるお祭り。また、「ファスナハト」と呼ばれるスイスやフランスに国境を接する黒い森地方のカーニバルでは、木のお面に中世風の衣装で行うパレードが見どころ。ドイツ観光のメインエリアとはちょっと離れますが、ガイドおすすめのイベントです。