薬剤師/薬剤師の転職・就職

薬剤師の転職(2) 転職先を見つける4つの方法(2ページ目)

希望を満たす転職先を探すことは、簡単ではありません。十数年前は、薬剤師の求人は休日の新聞折り込みが主でしたが、現在ではインターネットの利用や人材紹介会社をに依頼するものまで、多くの選択肢があります。それぞれについて見てみましょう。

久保田 嘉郎

執筆者:久保田 嘉郎

薬剤師ガイド


紹介会社を利用する

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薬剤師の転職サイトは信頼できる会社、担当者で選ぼう

インターネットで薬剤師の求人について検索すると、上位に表示されるほとんどが紹介会社、またはその関連のランキングサイトによるものだと気づくでしょう。

このような中で、安心して依頼できる紹介会社を見つけるコツは、ホームページの運営者情報を確認することです。

例えば、地方に本社がある紹介会社に多いのですが、ある地方には強いけれど全国的な求人はカバーできていないといったところもあるので、自分の検討している地域の求人情報を十分持っているかということは最初に確認が必要です。

もちろん全国的に展開している大手ならば、これらの心配は少ないですが、大切なのは担当者との相性です。

少なくとも、運営者がわからない、または運営目的が不明な場合は掲載されている情報は参考程度にとどめ、改めて信頼できるサイトで確認しましょう。

「転職をお考えの薬剤師の方必見!」などのタイトルで中には高収入、好条件など転職を考えている人は飛びつきたくなるような案件も見うけられます。ですが、そのような求人が存在するのか等、落ち着いて確認しなくてはいけません。

紹介会社を利用する一番のメリットは自分の希望を伝えておけば、条件にあう求人情報を転職が決まるまで届けてくれる点です。
採用undefined薬剤師

採用が決まると、お祝い金がもらえる紹介会社もある



もちろん無料で、中には採用が決まるとお祝い金がもらえる会社もあります。数万円から10万円程度のところが多いようですが、中には数十万という会社もあるようです。

通常、紹介会社は薬局や病院の求人に対して薬剤師を紹介し、採用が決定すると理論年収の20~30%を手数料として薬局側に請求しています。

お祝い金は、この薬局からの手数料が原資になっています。この仕組みはアルバイト求人サイトを運営する上場会社等でも取り入れられているビジネスモデルであり、不安を感じる必要はありません。しかし、あなたの人生を左右する大切な転職が、お祝い金目当てに紹介会社や転職先を見つけるようになってしまっては本末転倒です。

また、退職して時間がたっていたり、育児などで仕事を離れてブランクがあったりすると希望を満たす求人があるか不安になることもあると思います。このような場合、言いにくい待遇面での交渉なども紹介会社を通すことによって円滑に進みます。

他にも、就職前の研修などブランクを埋める教育が設けられているところもあり、心配なく新しい職場で働きはじめることができます。遠慮せずに担当者に尋ねて、あなたに合った職場への転職を叶えましょう。

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