東口、南口ともに駅前再開発が終了、
南口側には市役所その他が集中
ロータリー内に再開発の歴史を残す掲示板が。奥に見えているのがURの建物(クリックで拡大)
まずは駅東口です。駅前広場のすぐ南には昭和35年に建設、平成14年から建替えが始まったURのコンフォール東朝霞(旧東朝霞団地)があります。団地の建替えには数年かかっており、後半には北口駅前広場の再開発と連動、街並みを大きく変えました。かつての駅前ロータリーはもっとコンパクトで事故の危険もあったためで、完成は平成20年。すっきりと広くなりました。
東口にある朝霞市役所の出張所。各種書類の取得などができるほか、市民活動の拠点などにもなっている(クリックで拡大)
ロータリーに面しては飲食店、ドラッグストアなどが並んでいますが、その中でも目立つのが宅習塾や予備校。反対側の南口も含め、かなりの数があり、このエリアには教育熱心な家庭が多いことが分かります。また、朝霞市役所の出張所も設けられており、パスポートや各種証明書の申請、取得などに便利です。
南口駅前のロータリー。タクシー乗り場、バス乗り場などを中心にベンチなども置かれ、ちょっとした公園のよう(クリックで拡大)
反対側南口も東口同様に市にマンションが増加し始めた2000年代から少しずつ整備が進み、部分的に供用が始まったのは平成19年から。広々としたバスターミナル、ロータリーを囲んではカフェや飲食店が出店しています。また、ロータリーのすぐ脇には24時間営業のスーパーもあります。
改札を出たところにある店舗。惣菜や花屋、スィーツショップなどがあり、賑わっている(クリックで拡大)
平成22年には駅ビルEQUIA朝霞が誕生。駅構内、改札前などに計22店舗が出店しています。レストランやカフェ、書店、ブティックに加え、コンビニ、惣菜店、和菓子店などと種類が豊富なこともあり、幅広い年代が利用している様子。行列ができている店舗もありました。
人と車、自転車が分離された並木の下の通り。走っている人も多かった(クリックで拡大)
市役所などあり、市政の中心となっているのはこの南口側です。駅前から市役所通りと名づけられた通りをまっすぐ行けば市役所で、市役所の前の通り沿いはケヤキ並木。その並木沿いに中央公園、図書館などの施設が続くのですが、この辺りは森の中といった風情。市の中心部とは思えないほど、のんびりした憩の空間です。また、同じ基地跡地には市役所の西側に青葉台公園があります。
マンションが建設されている周囲には広い駐車場も。いずれは建物になる可能性も高い(クリックで拡大)
このエリアの、中央公園北側、青葉台公園沿いなどにはマンションが多く、現在、建設中の物件も。規模としては100戸内外というところでしょうか、駅から近く、かつ公園にも近い立地というわけです。このエリアには何軒か、ファミレスも集まっています。
青葉台公園近くの人参の畑。農地も多く、農産物直売所などもあるそうだ(クリックで拡大)
しかし、それより少し離れると、後は一戸建てが中心のエリア。ところどころには農地も広がり、空を広く感じるのどかな雰囲気です。住宅地としての開発が高度経済成長期以降だったため、極端に広い敷地というよりは土地面積では30~40坪(99平米から132平米)の一般的なサイズの住宅が大半です。
2人、3人の子どもを連れた家族も多く、兄弟姉妹で遊んでいる姿もよく見かけた(クリックで拡大)
街を歩いてみて感じたのは、子ども連れや中高生など若い人が多い街であること。実際、2000年以降、年によって多少はあるものの、人口は増え続けています。活気があるのは当然かもしれません。
続いて、東武東上線
朝霞駅周辺の住宅事情を見ていきましょう。