テクノポップ/アーティストインタヴュー

Bitpop! Breezesquad(2ページ目)

ある日、facebookで僕が敬愛するチリのエレクトロ歌姫Javiera Menaちゃんの Bitpop系リミックス曲を発見。所謂、チップチューン系のBreezesquadとして活動する松見真之介さんにアルバム『City』のリリースを記念して、登場していただきます。

四方 宏明

執筆者:四方 宏明

テクノポップガイド

Bitpopを始めたきっかけ

ガイド:
前を通りかかった事はあるのですが、次回福岡に行った際は、行きます!
Breezesquadとして音楽活動を始めた理由は?

松見:
breezesquad

Breezesquad

中学生の時にThe Designers Republicというイギリスのデザイン集団の存在を知ってから、音楽作品とアートワークの関係性に注目するようになり、思春期に与えられたお小遣いのほとんどがCDに注がれました。同時にデザインの勉強を始めるきっかけにもなりました。

最初はずっとジャケットなどのデザインをやりたいと思っていましたが、元になる音楽が無いと始まらないので、いっそ全部自分で作ってしまおう!ということで20歳の時に音楽を作り始めました。そしてこれが一度始めると止まらないもので、結局は大学の卒業制作や論文まで音楽作品にかかわるものばかりになってしまいました。

ガイド:
Bitpopと自らも名乗っておられますが、Chiptuneと同義ですかね。WikipediaにもBitpop(Britpopと混同しないようとの注釈があり)あったので、最近はこちらの呼称も一般的になってきたのでしょうか?

松見:
スウェーデンのSlagsmålsklubbenという6人組バンドがきっかけでBitpopという呼称を認識したのですが、彼らの引き出しの多さというか、"チップチューンだけじゃない感"はまさしくBitpopと呼ぶにふさわしく、自分もそうありたいと思い、勝手にBitpopを名乗って地味にその名を広めようとしています。

ガイド:

過去にもAll AboutテクノポップでBitpop系アーティストに登場して頂いていますが、このジャンルは世界的にも認知されていますね。特にコンピューターゲームのお陰で、日本も頑張っている印象がありますね。松見さんのBitpopへの入り口とかあるんですか?

松見:

YMCKの「ファミリーミュージック」! 中学の卒業祝いで祖父から欲しいCDを5枚買って良いと言われ、一緒にタワレコに買いに行った記憶があります。彼らの作った"Magical 8bit Plug"のおかげでBreezesquadの楽曲も成り立っています。

ゲーム関係だと、ポケットステーションというPlayStationと連動した携帯ゲーム機があって、他のゲームそっちのけで熱中してましした。音もグラフィックも機体のサイズも極限にミニマルで素晴らしいゲーム機でした。

 

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