様々な充電器と充電方法

ガソリン自動車が普及する際には給油しなければ走ることができず、全国でガソリンスタンドが次々と整備されていきました。同様に電気自動車も充電をする必要があります。そのため電気自動車が普及するために欠かすことのできないのが、充電インフラの整備です。
ところで、電気自動車はどのような方法で充電されるか皆さん知っていますか。様々な方法があるのですが、最も一般的な方法は充電ケーブルによって、電気自動車専用のコンセントを使って充電するというものです。 その中で大きく分けて、普通充電と急速充電という2つに分けることができます。これからそれぞれの特徴を挙げていきましょう。

■普通充電
主に一般の家庭で皆さんが使われるコンセントにケーブルを接続して充電をする方式のことです。

(図)普通充電の方法について

(図)普通充電の方法について

これらの充電方法では、100Vや200Vの電源を使って充電することができます。使用状況にもよりますが100Vの充電では1時間で約10km、200Vの充電では30分で約10kmの、走行可能な電力を蓄えることができます。そのため充電時間の短い、200Vの充電器を設置される方が多いのではと思います。200Vの場合、バッテリー残量がわずかな状態から充電完了までにかかる時間は、一般的な電気自動車ですと7、8時間程度であり、夜間等車両を使用しない時間帯に充電をしておくことになるでしょう。

加えて、スマートフォンやパソコンによって遠隔で充電を行うことや、あらかじめ充電時間をタイマー設定するなど、ドライバーにとって充電の手間が軽減されるための工夫も進んでいます。

また、万が一漏電などの際に備え安全性を考慮し、コンセントのプラグ形状は一般社団法人日本配線システム工業会で規格化され、一般の形状とは少し形が変わったものを使用します。

(図)コンセント形状

(図)コンセント形状

充電の方法は極めてシンプルで、コンセントと車両の充電口に車載の充電ケーブルを接続するのみです。ケーブルの長さは、日産リーフのもので約7.5mです。操作性も非常に高く途中でコンセントが抜けたり、外れたりすることがないよう差し込んだ際にロックがかかる構造になっており、高寿命・高利便性という特徴があります。

(図)EvpossaのHPより引用

(図)EvpossaのHPより引用

また、コンセント型だけでなく、200Vのポール型充電器(スタンド型ケーブル付き充電器)もあります。充電時間も5時間~8時間とコンセント型とほとんど同じ性能ですが、その違いはコンセントを必要としないところにあります。すでに充電器に充電ケーブルが付属しているので、充電用コネクタを車に差し込むだけで充電ができ、車両から充電ケーブルを取り出す必要がなくなるため、より簡単に充電することができます。さらにこのタイプの充電器は制御回路を有しているため、安全面からしても優れています。

また、普通充電機はのちに説明する急速充電器に比べて安価で導入することができます。コンセント型の本体価格は数千円、工事費は5万~20万円程度です。ポール型の本体価格は、一般的なもので60万円(政府補助金:30万円)、工事費は30~50万円程度です。主な設置場所としては、住宅や事務所や宿泊施設、商業施設など長時間駐車する場所が考えられます。