切手収集の魅力その3 「小さな美術品」
切手には伝統的に一流の芸術家たちが起用されてきたこともあり、「小さな美術品」として鑑賞の対象とされます。切手が通常の意味での美術品と違うのは、切手が封筒に貼られることを前提としたアートでもあるという点です。ちょうどシャツにネクタイを合わせるように、自分でコーディネートを楽しみながら使うところがあります。本当の意味でいい切手かどうかは、例えば次のような観点で切手を鑑賞すると、良いと思います。
- いろんな封筒にピッタリ合うデザインか
- 封筒全体の中でワンポイントとなるデザインか
- さまざまなシーンで使えるデザインか
- 愛着がわくデザインか
チェコ・スロバキアがオーストリアから独立した時に発行された普通切手。芸術家アルフォンソ・ミュシャがデザインを手がけたもので、左下にクレジットも入っている。(参考価格30円)