図書館がお手本! 集中力がアップする子ども部屋にリフォーム
集中力アップには、静かな環境と適度な緊張感が必要です。そこで勉強がはかどる「図書館」をお手本に子ども部屋のリフォームを考えてみましょう。まずは間取りです。リビングの隣りは親子でのコミュニケーションは取りやすいのですが、勉強中にテレビの音が聞こえれば気が散りやすくなりますので、ある程度の年齢が過ぎて、より集中力を高めたい場合は不向きです。ある程度大きくなった子どもの勉強部屋は、リビングから少し離して、静かな環境を作りましょう。
直線を基本に構成された、適度な緊張感のある子ども部屋。ベッドが片付けられるので、生活のメリハリが付けやすい(ip20)
静かなだけでなく、適度な緊張感も必要です。心理学の専門家によると、直線は緊張をもたらし、曲線はリラックスさせる効果があるとか。そこで、リフォームの際には、机の周りは直線で構成したシャープなインテリアでまとめ、緊張感を持たせましょう。
間仕切り壁や扉に室内窓をつけるリフォームをして、外から中の気配が伺い知れるようにするのもお勧めです。子どもが小さなうちは親が見守ってあげることも必要ですし、子ども部屋の密室化を防いでいくことにもなります。ただし、子どものプライバシーは守れるよう、内側からカーテンが閉められるようにするなど、窓の作り方に注意しましょう。
壁の厚みの空洞を活用した壁埋め込み本棚。部屋を狭くしないで収納が増やせる(大建工業)
収納にも工夫しましょう。部屋がいつも散らかっているようでは、落ち着いて勉強もできません。概して子ども部屋は、収納不足になりがちです。間仕切壁の厚み部分を利用した本棚や、床下収納庫の取り付けリフォームなどで、収納面積を増やしてあげましょう。本やおもちゃがスッキリ片付けば、集中しやすい空間になります。
また布団が出し放しになっていると、生活のメリハリが付きにくくなるんだとか。メンドウでも、枕や布団は寝る時に出す、朝起きたらしまう工夫をしておくのがお勧めです。
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