住宅リフォーム/増改築リフォーム

築50年リフォーム実例!中国茶カフェに大変身(2ページ目)

築50年の古びた木造建物が、おしゃれな中国茶カフェに大変身!ローコストの工夫、思わぬ事態が発覚!想定外の出来事とは?そしておもてなしの心にあふれたインテリアの様子など、リフォームの実例をご紹介します。

尾間 紫/Yuu

執筆者:尾間 紫/Yuu

リフォームガイド

構造用合板の床材でローコストリフォーム

下の写真は、ローコストに仕上げることができる、床用の米松構造用合板を使った床の様子です。仕上げはオイルステインにウレタン艶消しで、荒々しい感じが、中国の古い隠れ家のような雰囲気に仕上がっています。

もちろんこれもローコストのアイデア。構造部分の補修、古民家の移築という想定外の費用が掛かってしまったため、随所にコストダウンの工夫が凝らされています。

普通のフローリング材よりローコストにできる、床用の米松構造用合板。

普通のフローリング材よりローコストにできる、床用の米松構造用合板。


店主の金子さん。ご夫婦で中国に在住経験あり、中国茶だけでなく楽器「二胡」にも詳しい。

店主の金子さん。ご夫婦で中国に在住経験あり、中国茶だけでなく楽器「二胡」にも詳しい。


店内の家具は全て、中国広東省の工場で特注で製作、コンテナで輸入したものです。中国の家具はそのままでは重くて大きすぎるので、日本の店舗では取り回しが難しいということで、小さ目で軽い家具を注文したそうです。

店内の様子。しっとりと落ち着いてお茶を楽しめる。毎月二胡のコンサートも開催されている。

店内の様子。しっとりと落ち着いてお茶を楽しめる。毎月二胡のコンサートも開催されている。


実はこれらの家具を、ひとつひとつよく見てみると、なんと全てが違うデザイン。これも、来て下さった方にたくさんの中国デザインを感じて頂きたいというおもてなしの心から。そして奥にはまたイメージが違う落ち着いた小部屋があり、静かにお茶を楽しめるようになっていました。

落ちついた奥の小部屋。表側とはまたイメージが違うインテリア

落ちついた奥の小部屋。表側とはまたイメージが違うインテリア。


店内では薫り高い中国茶がのんびり楽しめる。

店内では薫り高い中国茶がのんびり楽しめる。

いかがでしたでしょうか。古い家屋の場合、腐食などの想定外の出来事がつきものですが、それらを乗り越えた上での素晴らしい大変身リフォームです。

省スペースに、階段下に作られたトイレもいい香りがいっぱいで、まさにおもてなしの心にあふれた中国茶のカフェでした。

カフェの詳しい様子は横浜ガイド記事にありますのであわせてご覧下さい。
■横浜中華街の名店おすすめ10品 中国茶房 悠香房

中国茶房 悠香房
住所:横浜市中区山下町201-1(北門通り)
TEL:045-222-7655
営業時間:11:00~19:00(L.O.18:45)
定休日:火曜日(定休日が祝日の場合はその翌日)

 

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