仏事・葬儀で使用する水引の色と種類

香典袋の色と種類の選び方

日本では昔から大切な贈り物は「結ぶ」「包む」習慣がありました


■黒白の水引 葬儀・法要に用いられます。

■双銀の水引
葬儀・法要に用いられます。黒白と比べると少し高級感があります。

■黄白の水引
葬儀・法要に用いられます。主に京都、北陸地方で使用。精進潔斎を表す京都御所作法とされています。関西地方では法要や寺院へのお布施などに用いられることもあります。
 

結び方の種類

■結び切り
「繰り返さない」「一度で終わる」という意味で、葬儀で使用される結び方。

■あわじ結び
結び切りの一種で、慶事・弔事両方に用いられます。市販されている弔事用の水引はあわじ結びが主流。両方の端を持って引っ張るとさらに強く結ばれることから「末永くつきあう」という意味で、お布施にも用いられます。

■蝶結び
何度でも結び直すことができるので、「何度あっても良い」という意味の場合に使われます。心付けや寺院の行事などに使用します。

※水引については、地域によって色や結び方など作法が異なることもあります。
 

香典袋の選び方

香典袋は多くの種類が売られていますが、5000円くらいまでの場合は水引が印刷されたシンプルなものでも失礼になりません。3万円くらいまでなら黒白か双銀7~10本。3万円以上なら双銀10本以上で和紙がしっかりした作りのものを選びます。
 

香典袋に関するQ&A

Q:不祝儀袋は立派なほうがいい?

A:祝儀袋でも金額によって水引や紙の種類を変えるように、金額に応じた不祝儀袋を選ぶようにしましょう。
  • 3千円~5千円
→袋に水引が印刷されたタイプの簡易不祝儀袋、中包みがない場合もある
  • 1万円~3万円
→黒白の水引、双銀の水引(7本~10本)
  • 3万円~5万円
→高級和紙、双銀の水引(10本以上)のもの
  • 10万円以上
→高級和紙、水引に手が込んでいるもの。厚みもあって少し大きめ。

いずれも袱紗(ふくさ)に包んで持参するのがマナーです。

Q:お寺(宗教者)に渡すお布施に使用する袋と水引はどうしたら良い?

A:遺族に香典として渡す場合は、一部の地方を除いて黒白か双銀の結び切りを使用するのが一般的ですが、僧侶など宗教者は喪に服しているわけではありませんので弔事用は使用しません。

通常は白い封筒か、金額が多い場合は奉書に包み、「お布施」と書いて渡します。しかし、より丁寧な気持ちを水引で表現するとしたら、自分で作ってもみるのも○。白や銀、淡い紫、緑水色など弔事でも抵抗がない色の水引で、まずはあわじ結びに挑戦。上級者は結び方をアレンジしても良いでしょう。たとえば、キリスト教用としては十字架が印刷された不祝儀袋が市販されていますが、水引で十字架を作ってみるなどひと手間かけて気持ちを伝える方法もアリです。

ちなみに、寺院の行事(灌仏会、落慶法要)などお祝い事の場合は、紅白もしくは五色の水引を使用し、蝶結びにします。お墓の建立の場合は紅白あわじ結びが一般的です。

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