デビュー作でありながら筋肉少女隊の最高傑作
■アルバム名仏陀L
■バンド名
筋肉少女隊
■おすすめポイント
大槻ケンヂ率いる筋肉少女隊のデビューアルバムがこの仏陀L。
ヒットした高木ブー伝説や日本印度化計画のイメージから、コミックバンドと思っている人も多いかもしれませんが、(ユニークな歌詞と大槻ケンヂのキャラクターからして全くその要素がないとは否定できないけれども)この仏陀Lの音楽性のオリジナリティと演奏のクオリティの高さは、最初に聴いた時度肝を抜かれたと言っても良いくらいびっくりしました。
ジャンル分けでメタルとかハードコアとかに分類されていることもありますが、どちらかというとプログレ。
大槻ケンヂの奇想天外オカルトチックな歌詞のボーカルと超絶テクニックのバンド陣の絶妙なコラボレーション。特に本作品での三柴江戸蔵のピアノ演奏は鬼気迫るものがあります。
80年代後半、ベストテン的はポピュラー音楽が全盛の時代、アンダーグラウンドの世界ではこんなディープな音楽が発売されていたというのが面白いです。
この作品はデビュー作でありながら筋肉少女隊の最高傑作でもあり、ちょっと異色ではありますが名盤だと思っています。