ロック・ポップス/国内ロック・ポップス、80年代の名盤の口コミ

誰もが衝撃!岡村靖幸の「靖幸」

邦楽ではまずありえない自分のファースト・ネームを冠したアルバムタイトル。しかし、本当にすごいのはその中身。ファンク・ロックをベースにした自由闊達な作曲能力も、シュールで甘酸っぱい歌詞も、曲前のエロい語りも、表現力に溢れすぎて半ば吹き零れてる歌も、「和製プリンス」の異名に恥じないプリンス顔負けのファルセットも、どれをとっても唯一無二です。

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和製プリンスの唯一無二のアルバム

■アルバム名
靖幸

■アーティスト名
岡村靖幸

■おすすめポイント

ピンク色をバックに、なんとも形容し難い笑顔で微笑むジャケットに、邦楽ではまずありえない自分のファースト・ネームを冠したアルバムタイトル。そのCDを手の取った瞬間に誰もが衝撃を受ける1989年リリースの岡村靖幸のアルバムですが、しかし、本当にすごいのはその中身です。

ファンク/ロックをベースにした自由闊達な作曲能力も、シュールでそれでいて甘酸っぱい歌詞も、曲前に入るエロい語りも、表現力に溢れすぎて半ば吹き零れてる歌も、「和製プリンス」の異名に恥じないプリンス顔負けのファルセットも、どれをとっても唯一無二。(ついでに言うと踊りもすごい)。

よりリズム重視になった後年の作品も嫌いではないですが、歌詞とメロディのキャッチーさという点ではこのアルバムか、次の「家庭教師」が最高傑作だというのは多くの人が賛同してくれると信じています。

彼がいなければスガシカオも桜井和寿も今の場所にはいなかったでしょう。


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