聖子自身も作詞に参加した、夏がテーマのアルバム
■アルバム名ユートピア
■アーティスト
松田聖子
■販売メーカー
ソニー・ミュージック
■おすすめ理由
松田聖子7番目のアルバムは、やはり夏がテーマです。前回の夏のアルバム「Pineapple」に比べ、タイトルに外国の地名が出てきてよりスケールが大きくなっています。
作詞は、聖子自身が作詞した「小さなラブソング」以外は前回同様松本隆で、作曲には前回に引き続きユーミン、来生たかお、財津和夫などの有名アーティストに加え、細野晴臣や甲斐よしひろ、杉真理とテクノ、ロック、ニューミュージック(古い!)の当時の各ジャンルの人気アーティストが参加しているところも驚きです。
アップテンポな「ピーチ・シャーベット」は1曲目にふさわしいハッピーソング。2曲目はファンの間で人気の高い名曲「マイアミ午前5時」。「別れ」を歌っているこの曲、明るい曲調が逆に泣かせます。3曲目の「セイシェルの夕陽」は、夕陽ソングをエンディングに持ってこないところがこのアルバムのトリッキーなところ。聴いた後心地よい爽快感が残るエンディング曲「メディテーション」がアルバムの世界観を全て表現してくれています。