ライナー・ノーツが付いた変則的な2枚組アルバム
■アルバム名Something/Anything?(72年)
■アーティスト名
トッド・ラングレン
■おすすめポイント
70年代の彼の作品はどれも名作ばかりですが、2枚組という変則な形態にも関わらず、聴き入ってしまうのが本作です。
ラジオ番組のような?つくりになっていて、彼自身がプログラムの企画だったら、というような解説ともなんともつかないライナー・ノーツがついています。
例えば(名曲としか言いようのない)「I saw the light」では、モータウンでシングル・カットするなら(彼自身は)この曲を選ぶ、といったように。
彼はビートルズ・マニアとしても有名で、それはもっと後年のアルバムにカバー等が収録されていて、そのマニアぶりは偏執狂的とも言われますが、私はそのあたりを語れるほどビートルズを聴いていないと思いますので、差し控えておきます。
また、親日家としても知られています。
例えば高野寛さんのプロデュースを手がけたりもしていたし、トッドの宅録的なスタイルは、そのまま高野寛さんに受け継がれたような気がします。
■国内販売メーカー
ビクターエンタテインメント