ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、60年代の名盤の口コミ

芸術に拘る個性派ロック!Velvet Underground & Nico

芸術的要素、美的脚色に拘った個性派ロックンロールバンドのアルバムが「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」。通常のバンドサウンドにノイズやヴィオラ等の音も導入され、様々な実験性も垣間見れる作品です。全く売れなかったものの、時代の流れと共に今や高い評価をされています。

投稿記事

タブーとされる内容にも着手しながら芸術性を高めた作品

■アルバム名
ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ

■アーティスト名

ヴェルヴェット・アンダーグラウンド

■おすすめ理由
ロックンロールが若者を象徴するカルチャーとして登場し、そろそろ定着し始めると、それについて更に違ったアプローチを試みる人達も増え始めました。
もっと芸術的要素、美的脚色に拘ろうとする個性派です。

67年に発表されたアルバム「ヴェルヴェット・アンダーグラウンド&ニコ」は、そんな臭いがプンプンする画期的な内容として、後々評判を上げていきました。
ローリング・ストーン誌が選んだ「オールタイム・グレイテスト・アルバム500」と「オールタイム・ベスト・デビュー・アルバム100」に於いて、それぞれ13位と5位にランクインしています。

製作期間が僅か4日程で、予算3,000ドル未満だったそうです。
元々はアンディ・ウォーホルという芸術家の企画するイベントにライヴ出演した事で、その傘下レーベルから端を発し、ウォーホルのデザインによるバナナの絵のジャケットから「バナナ・アルバム」とも呼ばれていました。

退廃と殺伐さ、アメリカ社会の闇に紛れて暗躍する様々なタイプの人々を歌詞にし、タブーとされる内容にも着手しながら、芸術性を高めたのは、中心人物のルー・リードによるところが多大にあります。
また通常のバンドサウンドにノイズやヴィオラ等の音も導入され、様々な実験性も垣間見れる作品です。

発売当初は全く売れなかったものの、時代の流れと共に今や高い評価をされています。


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