ロック・ポップス/海外ロック・ポップス、60年代の名盤の口コミ

ストーンズの新しい方向性 「ベガーズ・バンケット」

このアルバムに収められた曲目は、後々のストーンズにとっても重要な位置を示すものとなり、いくつかの曲目はバンドの新しい方向性として扱われました。バンドの評価を回復させる事に効果をもたらす一方、彼らのルーツ・ミュージックへの回帰が試みられ、それを高く評価したリスナーや批評家もいました。

投稿記事

ストーンズの下がった評価も回復することに!

■アルバム名
ベガーズ・バンケット

■アーティスト名
ローリングストーンズ

■おすすめ理由
ローリングストーンズが、1968年にスペンサー・デイヴィス・グループやトラフィックのプロデューサー、ジミー・ミラーを招聘しレコーディングを開始した今作は、イギリスでは3位、アメリカでは5位とプラチナ・アルバムを獲得しました。

このアルバムに収められた曲目は、後々のストーンズにとっても重要な位置を示すものとなり、「悪魔を憐れむ歌」や「ストリート・ファイティング・マン」といったナンバーは、バンドの新しい方向性として扱われました。
前作「サタニック・マジェスティーズ」で下がったバンドの評価を回復させる事に効果をもたらす一方、彼らのルーツ・ミュージックへの回帰が試みられ、それを高く評価したリスナーや批評家もいます。

何よりも話題になったのが、アルバムジャケット・ワークでの騒動、トイレの落書き写真というイメージにデッカ・レコードは難色を示し、差し替え要求をしました。
当然バンドの不満は高り、その報復として態度が軟化するまではアルバム提供をしなかった時期がありましたが、渋々バンド側が受け入れた事で、当初の予定よりもリリースが遅れました。
その後1986年のリマスターの際に、問題のジャケット写真が認められ、現在に至っています。

ライヴの時は今でも必ずこのアルバムの収録曲はセットリストに加えられ、メンバーにとっても大切なアルバムのようです。


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