この場所に住み続けてきた I さんご夫妻は、老朽化した家屋の建て替えを建築家・池村圭造さんに依頼しました。建ぺい率50%の正方形の敷地に対して出した建築家の答えは、対角線で住宅と庭に二等分割するというものでした。
大壁のある二等辺三角形の家
1. 東側の外観。北東の角に玄関がある。 2. 背面の外壁は天然スレート葺き。 3. 西側のコーナー。2階に書斎の窓が見える。 4, 5. 夜景。大壁から漏れる光のパターンが美しい。 ※写真は全てUA提供。 |
敷地を二分する大壁の長さは18mもあります。この壁にはガラスレンガが規則的なパターンで埋め込まれています。2階建ての建物は敷地の北西側に寄せ、残りの東南側は庭とすることで、向かいの公園と庭は繋がり、この一角を明るく見通しの良い場所にしています。
◆建築データと建築家プロフィール