新宿高校(新宿区)(Vもぎ偏差値69)
http://www.shinjuku-h.metro.tokyo.jp/cms/html/top/main/index.html進学指導重点校以外で「比較的入りやすいが面倒見が厚く、進学実績も高いオトクな学校」を紹介します。
アクセス:新宿駅から徒歩4分
抜群に面倒見が良いと評判の人気都立高校です。1956年以来続いている戸山高校との運動部対抗戦「戸山戦」(戸山高校では「新宿戦」と呼ばれる)や、1年生全員参加で沖の島まで約1.5kmの遠泳をする臨海教室などが名物イベントになっています。学習面では土曜授業や、年間2000時間に及ぶ講習・補習があります。
また、ほとんどの主要教科で習熟度別に授業を実施。国立大学への現役合格を前面に打ち出し、大学受験指導を手厚くフォローしてもらえるという声が多いです。合格実績が高く、通学圏も都内広域にわたるため人気があり、合格するためには学校の内申の他に、独自問題入試に対応できる学力をつけておく必要があります。
両国高校(墨田区)(Vもぎ偏差値68)
http://www.ryogoku-h.metro.tokyo.jp/index.htmlアクセス:錦糸町駅から徒歩約5分
「勉強の両国」と呼ばれるほど大学受験指導に力を入れている学校です。そんなことからマジメな生徒が多く、硬い印象を持たれがちですが、丸井錦糸町店に近いからか、お洒落に気を使う活発な生徒も多いです。予備校いらずの高校として昔から有名で、2013年は国公立大学の現役合格率が日比谷、西、八王子東などの都立トップ3を押しのけて都立高校の中でトップ。「国立大学に現役で進学するなら両国高校」といわれるだけの進学実績を出しています。
芥川龍之介や石田衣良らを輩出した名門校としても有名です。入試は独自問題を採用しているので、共通問題に比べると難しい問題ではあるものの、併設型高校(中高一貫教育校)グループ(白鴎、両国、富士、大泉、武蔵)の問題は進学指導重点校グループ(日比谷、戸山、青山、西、八王子東、立川、国立)の問題に比べれば比較的易しいといえます。
白鴎高校(台東区)(Vもぎ偏差値66)
http://www.hakuo-h.metro.tokyo.jp/アクセス:新御徒町駅から徒歩2分
現役合格率も高く、在校生の授業に対する満足度も高いです。伝統的に生活指導に力を入れていて、髪を染めることが禁止されています。「日本文化概論」という科目が必修で、歌舞伎役者などの伝統芸能の後継者が多くいます。地元の良家の子弟が多いのも特徴で、落ち着いた雰囲気の校風です。予備校に頼らない計画的な進路指導を目標としていて、「辞書は友達、予習は命」は白鴎高校を代表する言葉として知られています。年間を通して多くの試験があり、定期試験のほか、1学期の春休み宿題テスト(1年生を除く)、2学期の夏休み宿題テスト、3学期の冬休み宿題テスト、その他外部模試も実施しています。
放課後には、週2回程度「白鴎タイム」とよばれる学習や読書の時間があります。国際社会の中で情報発信ができる生徒の育成を目指していて「Presentation In English」などの学校設定必修選択科目があります。入試は独自問題ですが、両国高校と同じ併設型高校(中高一貫教育校)グループなので、きちんと勉強していれば難しすぎるということはないはずです。
城東高校(江東区)(Vもぎ偏差値63)
http://www.joto-h.metro.tokyo.jp/アクセス:亀戸駅から徒歩約6分
進学指導推進校に指定されていて、土曜授業や補習体制などが充実しています。特に運動部が盛んで「スポーツの城東」と言われているくらい、部活に力が入れられています。ほとんどの運動部が全国規模の実績を出していて、特に野球部は有名です。そんなことから体育会的なノリの進学校というイメージの学校です。
現役大学進学率も高く、国公立大、早慶、MARCH(明治・青山・立教・中央・法政)の合格者数が倍増していて、最近では進学校としての実績が注目されています。全学年で補習があり、朝から夕方まで学校で勉強する城東伝統の自主勉強会など、熱心な指導が大学合格実績を高めています。部活をバリバリやりたい。そのうえで大学も難関大学へ行きたい。そんな人に向いている学校です。
墨田川高校(墨田区)(Vもぎ偏差値61)
http://www.sumidagawa-h.metro.tokyo.jp/cms/html/top/main/index.htmlアクセス:東向島駅から徒歩5分
新宿高校、国分寺高校のような進学指導重視型単位制の学校です。新宿高校と国分寺高校は生徒指導の手厚さから大学合格実績が上昇中の人気校ですが、墨田川高校は、これらの2校と比べるとまだ難易度が低く狙い目といえます。立地、特に駅からの行き方がややわかりづらく、地元の受験生が中心であることが、倍率を抑えています。
授業は基礎・演習・発展に分けて実施し、学力上位層のための特進クラスも設定しています。100講座以上の夏期講習、手厚い大学受験対策、勉強合宿も行っています。「あえてわかりやすい授業ばかりを求めない」という考えが教師たちに浸透しているようで、生徒たちの思考力を育てることにつながっているのかもしれません。在校生からは授業の予習復習が大変だという声を聞きますが、それだけ鍛えられているということでしょう。
文京高校(豊島区)(Vもぎ偏差値61)
http://www.bunkyo-h.metro.tokyo.jp/アクセス:巣鴨新田駅から徒歩1分
東京都教育委員会から「言語能力向上推進校」「部活動推進校」「スポーツ教育推進校」という3つの指定を受けている学校です。授業後なるべく早く学習したい、家庭での学習時間がなかなか確保できない、午後5時までの部活の後に学習したいという生徒のために専用の自主学習室が設置されています。
自主学習室では文京高校卒業の大学生が自主学習の手助けをサポートティーチャー制度というものもあり、学校全体として、国公立大学や私立大学上位校への受験サポートに力が入れられています。その他にも、勉強合宿、夏期講習、冬期講習、早朝・放課後補習、学力不振者強制補習など生徒の面倒見の厚さに定評があります。
いかがでしたでしょうか。学校選びは偏差値をいちばんの基準で選ぶと失敗します。実際に学校説明会や文化祭などのイベントに参加して、その学校なりの校風を感じ取って選んでくださいね。
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