水墨画の中に入り込んでしまったかのような景色
■撮影時期2007年9月
■撮影場所
中華人民共和国・桂林市
■おすすめポイント
中華人民共和国南部、広西チワン族自治区に属する桂林市。桂林市内を流れる漓江は、風光明媚な景勝地として有名で、川の長さは全長437キロメートルにも及びます。そのうち桂林から陽朔までの83キロメートル流域の風景が特に美しいとされ、漓江下りは観光客のツアーです。
桂林を出港する遊覧船は4時間かけてゆっくりと進みます。ツアーの多くは、朝9時に出港するので、朝もやに曇った山々が神々しくそびえます。長い歳月を経て地下水や雨水などの浸食によってできた山や岩などが、絶え間なく続き、まるで水墨画の中に入り込んでしまったかのようです。
この風景は20元札の裏にも描かれており、唐時代の文人、韓愈はその美しさを「江は青羅の帯をなし、山は碧玉の簪の如し」と詩に残しています。
■広西チワン族自治区観光局
HP:www.gxtourism.com/sight/guilin/4.html