当時の流行語にもなった伊丹作品

■作品名
あげまん (1990)

■監督
伊丹十三

■主演
宮本信子、津川雅彦、大滝秀治

■DVD/Blu-ray発売元
ジュネオン エンタテインメント

■おすすめの理由

1990年の公開された伊丹作品「あげまん」。

当時この「あげまん」という言葉は、この映画により周知され流行語となり定着しました。

あげまんはもともと芸人などの隠語で、運気が上向くことを指していたのですが、肉体関係を持つことでその男性に「運」をもたらす女性のことを指すようになりました。

■あらすじ
捨て子で老夫婦に育てられたナヨコ(宮本信子)は、中学を出て芸者になる。

そして僧侶に水揚げするが、その僧侶はナヨコと一緒になってめきめきと出世する。

僧侶の死亡後、銀行のOLになるナヨコだが、銀行員の鈴木主水(津川雅彦)と出会い結ばれ、主水はどんどん出世街道を歩んで行く。

そんな「あげまん」なナヨコに、財界の黒幕も目をつける……。


いつもながら、伊丹十三監督の目の付けどころが面白い映画です。

なぜか付き合って身体の関係ができた男がどんどん出世するという「運」をもたらすナヨコを演じる宮本信子さんの演技が実にいいです。

金・色・出世に溺れる男達を演じる役者さん達も、それぞれの演技が光っています。

男に利用されながらも好きな男のために活躍する女性が、最後に掴んだものは……痛快なラストシーンはす~っと胸がすく思いです。

テンポが良いので、あっという間に物語の中に引き込まれ、面白く観ることのできる作品です。


 



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