可笑しなサクセスストーリーと、一途な優しさに心が温かくなる作品

■監督
ロバート・ゼメキス

■主演
トム・ハンクス

■DVD/Blu-ray発売元

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

1985年発表のウィンストン・グルーム氏の小説『Forrest Gump』が原作の1994年の映画です。第67回アカデミー賞で6部門のほか、第52回ゴールデングローブ賞や第48回英国アカデミー賞等でも数々の賞を受賞しました。

■あらすじ
アラバマ州のフォレストは幼少期にIQが低いと診断されます。しかし、フォレストの母親は彼を普通の子供として育てます。小学校に入学してからフォレストはいじめに遭いますが、思わぬ形で走る能力を開花させ、友達となった少女・ジェニーを救います。フォレストは俊足の持ち主になったのです。

俊足が評価されたフォレストは大学に入学し、アメリカンフットボールの選手として大活躍。その後、大学を卒業してアメリカ陸軍に入隊し、ババという友を得ます。しかし、ベトナム戦争でババは戦死し、上司のダン小隊長は両足を負傷し失ってしまいます。

負傷したフォレストはまたもや新しい才能を開花させ、卓球の選手として大活躍します。卓球で稼いだ資金で、戦死したババとの約束だったエビ漁をはじめたフォレストは思わぬ形で大成功します。その後、ジェニーと束の間の再会を果たし、母を亡くしたフォレストは「走る男」となりますが、そのニュースを見たジェニーから手紙が届き……。

困難が多いフォレストですが、可笑しなサクセスストーリーと、一途な彼のやさしさに心が温かくなります。

フォレストの半生がアメリカ史に絡む

アメリカの歴史において大きな出来事がいくつも登場します。そこにフォレストがうまく絡んでいるのですが、ベトナム戦争に参加し、友の戦士や上司の両足切断という実際に多くの人が経験したことも描かれています。大統領と会うシーンやアメフトで走るシーンには笑えましました。

ジェニーがヒッピーになり反戦運動に参加しています。彼女は愛国心の強い女性であったことには違いありません。最後はエイズで他界しますが、フォレストとの間の子供を残したことは希望を与えてくれます。


長時間でも見る人を疲れさせない

142分という大作ですが、見終わるとあっという間です。笑いあり、涙ありで見る人が途中でだれることがありません。ロバート・ゼメキス監督はさすが!

ストーリーには批判もありますが、この映画から感じ取れるものは多く、自分の心のありようなどを考えさせてくれます。




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