映画/口コミでおすすめのスポーツ映画(洋画)

社会派オリバー・ストーン監督が撮ったスポーツ映画

スポーツ映画をオリバー・ストーンが撮ったらどうなるか、その答えがこの映画です。日本人好みのスポ根ものなので、気持ちが入り込み易い内容です。アメフト界の裏事情を暴いたのも、さすが社会派オリバー。ストーリーに深みが増しました。最後の選手全員に思いをぶつける演説シーンには心が震えます。

投稿記事

無駄に生きるな! 熱く死ね!
『エニイ・ギブン・サンデー』(1999年)

■監督
オリバー・ストーン

■出演者
アル・パチーノ、キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェイミー・フォックス

■DVD販売元
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン

■あらすじ
トニーは不振が続くマイアミ・シャークスのヘッドコーチ。
開幕戦、チームの柱のヴェテラン・クォーターバックのジャックがケガでリタイヤした為チームは危機に落ち入る。一か八か無名選手のウィリーを代役に抜擢したところ予想以上の大活躍をみせ、チームは快進撃!
しかし、父の後を継いだ女性オーナーのクリスティーナはビジネス優先でチーム人事にも口出しをし、トニーと確執を深める。

スポーツ映画をオリバー・ストーンが撮ったらどうなるか!?
その答えがこの映画です。
移動カメラ駆使した迫力の映像は臨場感に溢れ
アメフトに詳しくなくても充分楽しめます。
選手同士が激突して眼球が飛び出す場面ではアメフトという
スポーツの過酷さも一瞬にして理解出来ます。
そして、華やかなエキシビションシーンや観客の熱狂ぶりなど観ていると
アメリカンフットボールこそがこの国の国民的スポーツなのだ、という事も実感します。

ストーリーは簡単にいえば日本人好みのスポ根ものですので
気持ちが入り込み易い内容です。
どこまでがフィクションか分からないアメフト界の裏事情を暴いたのも、
さすが社会派オリバーストーンらしくストーリーに深みが増しました。
最近は日本でも聖域だったスポーツ界のスキャンダルなどが
噴出しているのでよりリアルに思えます。

今回憎まれ役デビューのキャメロンディアスも名優相手に大熱演、
こんなに演技が出来るんだ、という事をこの映画で知りました。
男くさい映画での目の保養的な意味でもGOOD!!
正直、この映画のキャメロンディアスの美しさは特筆ものです。

トニーは昔かたぎで指導法も古いのでしょうが熱くて情があって魅力的です。
最後の選手全員に思いのたけをぶつける演説シーンは感動もの!
心が震えます。

「無駄に生きるな! 熱く死ね!」
人は結局気持ちで動くものです。


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