奇抜な特訓でジャマイカ人が冬季五輪に出場

■作品名
『クールランニング』(93)

■監督
ジョン・タートルトーブ

■主演
レオン、ジョン・キャンディ

■DVD販売元

ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント

■おすすめの理由

この時期のディズニー(ブエナ・ビスタ)映画は、『飛べないアヒル』(92)など、人生に挫折した主人公がスポーツを通して再生する姿を描いたものを得意としていました。

この映画は、ジャマイカのボブスレーチームが苦労の末にオリンピックに出場する模様をコミカルに描きます。

まず、常夏の国ジャマイカのチームが冬季五輪に出場するという発想がユニーク。
しかもフィクションではなく実話を基にしたというところが大きいのです。

奇抜なアイデアを駆使した彼らの特訓を見ると、事実は小説よりも奇なりの面白さを感じることができます。

そして最後は、五輪で健闘を見せた彼らの姿に拍手を送らずにはいられなくなります。

この映画には、もともとは「参加することに意義がある」と唱えながら、金メダル至上主義へと変化した五輪やスポーツ界全体への痛烈な皮肉が込められています。

4人の選手たちに加えて、コーチ役のジョン・キャンディがいい味を出していますが、惜しくもこの映画の日本公開直後に亡くなりました。

監督はジョン・タートルトーブ。
この映画を出世作とし、後に『あなたが寝てる間に……』(95)や『フェノミナン』(96)などを手掛けました。




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