映画/口コミでおすすめのホラー映画(洋画)

七つの大罪にそった奇怪な殺人事件に迫る 「セブン」

鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の制作した『セブン』は、ダークな内容にもかかわらず人気を博しました。色使いが基本的に暗く、殺人現場の凄惨さには目を背けたくなるほど。サスペンスのカテゴリーでもいいのかもしれませんが、私の中ではホラーです。ぐいぐいと作品に引き込まれること請け合いです。

投稿記事

二大俳優の競演が光った話題作

■作品名
セブン(原題:Seven)

■監督
デヴィッド・フィンチャー

■主演

ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン

■DVD/Blu-ray発売元

ワーナー・ホーム・ビデオ

■あらすじ
退職まで一週間のモーガン・フリーマン扮するサマセット刑事と、新人刑事のブラッド・ピット扮するミルズ。二人はある連続殺人に関わることになる。猟奇殺人として扱われるその事件は、キリスト教では知られる、七つの大罪、「暴食」、「肉欲」、「強欲」、「憤怒」、「怠惰」、「嫉妬」、「高慢」にそって行われていることがわかる。人がひとりひとり殺されていくなか、二人の刑事は犯人ジョン(ケビン・スペイシー)の目論見によって、そのプロットの中に引きずりこまれていく……。

■おすすめの理由
1995年に公開された(日本では1996年公開)、鬼才デヴィッド・フィンチャー監督の制作した『セブン』は、ダークな内容にもかかわらず人気を博しました。
当時は最近あった『ダ・ビンチコード』のような、サスペンス的であり、知的好奇心や謎解きの匂いをさせるような映画はあまりなく、『セブン』によりフィンチャー監督の名前は瞬く間に知られるようになりました。
色使いが基本的に暗いフィンチャー監督の作品ですが、特に『セブン』は殺人現場の凄惨さがとにかく目を背けたくなるほど。ミルズ刑事が目をそむけたくなるような現場は、見ているこちらも背けたくなります。

サスペンスのカテゴリーでもいいのかもしれませんが、ケビン・スペイシーの演技にはかなりゾクゾクし、映画は『シックス・センス』のような雰囲気もあり、私の中ではホラーです。若かりし頃のブラッド・ピットの演技も見ものですが、内容の中核にあるキリスト教への興味も出てきますし、ぐいぐいと作品に引き込まれること請け合いです。ラストシーンは衝撃的ですが、そちらは実際に見ていただけたらと思います。

 


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