家計簿・家計管理/これで絶対貯まる!家計簿いらずのお財布メソッド

お財布に入れる現金を工夫すればお金持ち

お金の出入り口である、「お財布」を使った貯めワザです。「お財布」はお金アイテムが集まる大切なツールです。この中身を見直し、最低限の現金とカード決済を使うことによって、お金が貯まる仕組みを作ります。レシート集めや、記帳、集計の手間は一切なし!挫折しない家計管理で、あなたもしっかりお金を貯めましょう。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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小銭ジャラジャラ財布は、お金が瞬速で逃げる

お財布の中にはいくらの現金を入れればいいのでしょうか? お金は、銀行口座から下ろした瞬間に羽が生え、小銭になると逃げ足が早くなるという習性を持っています。買い物をするとき迷わずお札を出す人は、重くなった小銭を早く使ってしまいたいと思うので、すぐにお金が逃げていきます。

 
お財布の使い方を見直してみよう

お財布の使い方を見直してみよう


小銭も大事なお金です。1円玉、10円玉、100円玉が5枚以上、5円玉、50円玉、500円玉が2枚以上入っている人は、お買い物をするときに、お財布の中身をあまり見ない人です。レジ待ちのときなどに、残りの小銭もきちんと見ておきましょう。財布の小銭を減らすことがまずは大事なのです。
 

ひと月にいくら下ろす?

お金が貯まっている人は、ひと月に下ろすお金を決めています。お財布のお金がなくなる度に下ろしたり、3000円、5000円……と、ちょこちょこ下ろしていると、結局はたくさんのお金を下ろして使ってしまうことになります。まず、ひと月に銀行から下ろすお金を決めましょう。現金を使うシーンを考えてみます。
 
  • 決まって使うお金:月謝、会費、お小遣い、医療費など
  • 現金しか使えないところ:近所の商店、割り勘、切手、宅配、お祭りなど

最近は学校給食も、おけいこ事の月謝も銀行引き落としというところが多いので、わざわざ現金を用意する必要があるところは少ないのですが、それでも現金がないと困ります。

私の場合は、普段は3万円もあれば1カ月十分持ちます。冠婚葬祭や突然現金が必要になることもあるので、お家に置いておく現金は用意しておきましょう。ただし、盗難の心配もありますので、多くても20万円までにします。20万円というのは、多くの保険会社が家財保険で補償している額です。
 

いくらの現金をお財布に入れる?

お財布に入れるお金を少なくすることで、心のストッパーが働きやすくなりますので、お財布メソッドでは最低限の現金を入れます。ついお金を使ってしまうクセがあるうちは、下ろしたお金を1週間ごと、10日ごとに分けてお財布に入れてもいいでしょう。

家に置いておくのが心配なので、毎週ATMに下ろしに行く人がいますが、あと1万円しかお財布に入っていないのと、預金残高の数字を見ているのとでは、買い物の許容範囲額が変わってきます。多い数字を見ていると、心のストッパーが働かないのです。どうしても、こまめに下ろしたい人は、ひと月に下ろす回数と、1回の額を決めておきましょう。

最初は、いつもより少ない額をお財布に入れてみるといいですね。今まで3万円入れていた人は、1万円お財布に入れてみてその気持ちの変化を感じてみましょう。いざとなれば、コンビニやATMで下ろせると思うと少ない額でも過ごせるものです。1万円が10日くらい持てばひと月に銀行から下ろすお金の目安は3万円、15日くらい持てば2万円くらいです。「最低限の現金を入れる」のがポイントになります。

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