クアラルンプールのチャイナタウンの特徴
チャイナタウンのシンボル、関帝廟。すぐ近くにヒンズー寺院がある
世界中にチャイナタウンはありますが、クアラルンプールならではの見どころがあります。それは、チャイナタウンにある中国寺院の内側から門の方を振り返ると、すぐそこにヒンズー寺院が見えること。多民族国家のマレーシアは、イスラム文化、中国文化、インド文化が隣り合わせに存在している国。その象徴的な景色なのです。
チャイナタウンのメインはペタリン通り
雨の日でも楽しめるアーケード。週末は地元の人でごった返している
メイン通りから一本入れば、細い路地。屋台がずらっと並び、店主が中華鍋でじゅうじゅうと揚げ物をし、地元の人が普段着でごはんを食べています。中国系の食材を売っているマーケットをぷらぷらするのも楽しいですよ。
チャイナタウンで食事をする
「漢記」のお粥。鶏、ピータンがおすすめ。左奥の揚げパンもお忘れなく
おすすめの店は、米粒がなくなるまでトロトロに煮込んだお粥の専門店「漢記/HON KEE」。また、チキンライスの専門店「南香/NAM HEONG」は、しっとりやわらかな鶏肉に、鶏の茹で汁で炊いたふっくらごはんが絶品。鶏肉のメニューはスチームとローストの2種類があり、「ハーフハーフ」での注文もできます。朝9時には完売するという朝専門の飲茶屋台「玉壺軒/Yook Woo Hin」。1皿のポーションが小さいので、少人数でも楽しめます。週末ともなると早朝から地元のマレーシア人で混みあうので、さらなる早起きがマストです!
また、細い路地裏にある個人経営の屋台では、豚の漢方土鍋煮込み「バクテー」、シンプルな味つけながらファンの多い「客家ミー」、マレーシアのおでんと称される「ヨントウフ」など、マレーシアで育まれた中国系料理を味わうことができます。これらはマレーシア人の普段のごはん。おいしくて安くて、最高です。
漢方系の苦みであと味さっぱりのロンガンジュース
チャイナタウンに近くにある立ち寄りスポット
ピーターホ―・レボリューション。スタイリッシュなアジアン雑貨が並ぶ
観光スポットの「セントラルマーケット」も目の前です。マレーシア名産・なまこ石鹸などのお土産アイテムから、バティック柄のパレオ、エスニック風の洋服まで、いろんなショップが軒をつらねています。2階(マレーシアでは1st floorとよぶ)にはマラッカやペナンで独自に発展したニョニャ料理を提供するレストラン「プレシャス」もあります。青いご飯のニョニャナシレマがおすすめです。
ごはん食べて、ぷらぷら買い物して、そしてまたごはんを食べて。チャイナタウンは一日たっぷり遊べるスポットです。
<DATA>
■Peter Hoe Evolution + Beyond(ピーター・ホー・エボリューション+ビヨンド)
住所:145 Jalan Tun H.S. Lee, Lee Rubber Building Level 2
TEL:(03)2026-9788
営業時間:10:00~19:00(日~木)、~20:00(金、土)
※すぐ近くにもう1店舗あります。セントラルマーケットの正面口から道路を渡ったところです。ラインナップはほぼ同じですが、行ってみたいならお店のスタッフに場所を聞いてみて!
■Central Market(セントラルマーケット)
住所:Jalan Hang Kasturi, Kuala Lumpur
TEL:+60-3-2031-0399
営業時間:10:00~22:00、無休(ただし店によって異なる)
アクセス:LRTパサールセニ駅より徒歩3分